スズキは29日、小型乗用車「ソリオ」「ソリオ バンディット」のハイブリッド仕様車を発売した。コンパクトなボディーと広い室内空間を可能にした「ソリオ」本来の魅力はそのままに、同社独自のハイブリッドシステムを搭載し、コンパクトハイトワゴンNo.1の低燃費32.0km/L(JC08モード走行)と力強い加速感のある走りを両立する。

新しく開発したハイブリッド仕様車は、コンパクトながら瞬間的に大きな力を発揮する駆動用モーター(MGU)と、軽量コンパクトで伝達効率がよいトランスミッションのオートギヤシフト(AGS)を組み合わせた同社独自のパラレル方式ハイブリッドシステムを採用。変速時にMGUの駆動力で補うことで、スムーズな加速を実現した。

MGUとAGSの相乗効果により、「燃費性能のさらなる向上」と「加速感のある力強い走り」を両立。「標準モード」と「エコモード」の2つの走行モードを設定し、発進・加速時などできびきびとした走りと、EV走行の頻度を高めて燃費優先の走りを使い分けることができる。ハイブリッド仕様車はエコをイメージしたブルー基調の専用エクステリアとインテリアを採用し、全車エコカー減税の免税対象車とした。

価格は「ソリオ」ハイブリッド仕様車191万7,000〜206万2,800円、「ソリオ バンディット」ハイブリッド仕様車204万6,600円(ともに税込)となっている。

(木下健児)