<大王製紙エリエールレディス 3日目◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山(6,474ヤード・パー72)>
 イ・ボミ(韓国)の2年連続の賞金女王がかかる「大王製紙エリエールレディス」。ボミは単独3位以上で自力でも決めることができ、賞金ランク2位の申ジエ(韓国)、ランク3位の笠りつ子のどちらかが優勝できなかった時点で確定する状況。ボミは3日目を終えてトータル4アンダー・37位タイと上位争いに絡むことはできていないが、笠がトータル5アンダー・34位タイ、ジエがトータル2アンダー・46位タイと同じく下位に沈んでいるため、賞金女王確定が近づいてきた。
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  予選ラウンドを終えてトータル6アンダー・16位タイにつけていたボミは前半でスコアを2つ伸ばしたものの、後半にトラブル発生。
 10番でバーディを奪い、トータル9アンダーとして迎えた13番パー4。4番ユーティリティで打った180ヤードの2打目がグリーン右のOBゾーンに吸い込まれ、このホールを6オン・2パットの“+4”。ショックを引きずったか、続く14番、16番でもボギーとなり、17番で取り返したものの後半は“ハーフ40”と、らしくないラウンドとなってしまった。
 目標としてたトータル10アンダー目前で大失速となったことでホールアウト後は疲れを見せたボミ。この日は朝方の荒天の影響でスタートが1時間遅れ、夕方までどんよりとした空に覆われたが「疲れもあるなかで、天候が悪くて…すごく疲れました」と苦しい表情を見せた。
 賞金女王を争う面々のスコアは振るわないが、大会自体は3日間伸ばし合いの展開で首位に立つテレサ・ルー(台湾)のスコアはトータル20アンダー。トップ5以上はトータル15アンダーで10打差以上をつけられた笠、ジエの逆転優勝の可能性は極めて低い。最終日のボミは自身の結果に関わらず“2年連続女王”が濃厚となったが、今季のツアーを引っ張ってきていた選手として、好スコアで大会を終わりたいところだ。
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