【17日=KEJNEWS】 09年に歌手デビュー、近年では俳優としても活躍を見せるソ・イングクが、ライブ「SEOINGUK 2016 JAPAN LIVE TALK SHOW〜」を11月12日に日テレらんらんホールで開催した。

満員の会場が暗くなりステージにソ・イングクが現れると、会場中から大きな声援が。長い間待っていてくれたファン、そして初めて会うファンたちに笑顔で手を振りながら披露したのは、日本1stアルバムのタイトル曲でサビ部分の伸びやかな高音と愛があふれる歌詞のバラード「Everlasting Love」、“あなたの一番大事なものは何ですか?"と問いかける切ないミュージックビデオが話題となった「もう、会えなくて。」の2曲。俳優としての活動を経て、さらに表現力が増した歌声に早くも、涙を見せるファンの姿も。

イベントタイトルは「SEOINGUK 2016 JAPAN LIVE TALK SHOW〜」ということでトークはMCと進めるのかと思いきや、なんと今回は1人でトークも進めることが告げられ、会場は大いに盛り上がる。その後は主演ドラマの最新作『ショッピング王ルイ(原題)』、名優マ・ドンソクとの共演で話題となった『38師機動隊』、初主演ドラマ『応答せよ1997』の名シーン発表コーナーへ。今まで演じてきた役柄との共通点や大変だったシーンをファンと時に笑いを交えながら軽快にトークを進めていき、アーティスト、俳優だけでなく、MCとしての才能も感じさせた。

 トークコーナーに続いては、ギタリストを迎えてのアコースティックライブコーナーへ。初出演したドラマ『ラブレイン』のOSTで自作曲「運命」、韓国でも人気を得た「笑って泣いて」をしっとりと歌い終わると、おもむろにジャケットを脱ぎギタリストからギターを借り、即興でMr. BIGの「To Be With You」やジェイソン・ムラーズの「I’m Yours」など弾き語りを披露。サービス精神旺盛なサプライズに、ファンにも笑顔があふれる。 

その後「Now And Forever」、尾崎豊の代表曲で韓国でもカバーされ人気の「I Love You」に続いて披露されたのは、サザンオールスターズの名曲「TSUNAMI」。日本語の発音が完璧なだけでなく、サビ部分ではソ・イングクの高音の素晴らしい伸びを堪能できる曲となった。

 その後衣装チェンジを挟み、この日、入場者全員に配布されたCDに収められた自作曲「君という季節」の日本語Versionを披露。そしてもっと皆さんに多くの歌を届けたいということで、スタッフに無理を言って5曲追加したという事実を告白、ギタリスト、スタッフに感謝を伝えた。少しでもファンを楽しませたい、少しでも長い時間を一緒に過ごしたいという思いがあふれているようだった。

ファンからの人気も高い自作曲の「遠ざかる」、主演映画『君に泳げ!』日本版イメージソングだった「Last Song」の後、「次にいつ会えるか、何とも言えないけど……待っていてくれるなら、その時にはまたこうして会いましょう。僕も皆さんと会える時を待っています」とメッセージ。会場を埋め尽くしたファン、そして会場には来られなかったファンも含め、2年後に再会することになるイングクと、日本のファンの固い約束が交わされた瞬間だった。

本編最後に披露されたのは、ファンへの熱くあふれる思いを日本語でつづった自作曲「Light of my Life」。いったんステージを後にしたが、ファンのアンコールを望む声は鳴りやまない。一瞬の暗転の後、なんと客席からサプライズ登場し、一気に会場は興奮状態に。アップテンポ&ハイテンションで盛り上がる「ダルリョワ」の後、最後の最後に披露したのは『応答せよ1997』のテーマ曲で、ドラマ同様大ヒットし、ソ・イングク旋風を巻き起こした「ALL For You」。元々デュエット曲のこの曲は、今日はファンとデュエット。

一緒に笑い、一緒に歌い、別れはさみしいけれど、同じ時間を過ごしたという幸せな確信で会場を1つにしたソ・イングク。日本のファンの前に戻ってきてくれる日を待っていたい。そう感じずにはいられない、愛すべき男ソ・イングクが全力で魅せてくれた「SEOINGUK 2016 JAPAN LIVE TALK SHOW〜」は、こうして幕を閉じた。

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(写真=©irving)