▽カターレ富山は17日、GK江角浩司(37)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

▽江角は島根県出身で、大阪体育大学から2002年に大分トリニータに入団。出場機会があまりなく、GK西川周作(現浦和レッズ)の台頭もあった影響で2006年に大宮アルディージャへと移籍した。大宮では2シーズン目から出場機会を増やすと、正守護神としてJ1で34試合にフル出場。翌年も34試合に出場した。

▽しかし、2010年にアルビレックス新潟からGK北野貴之(現セレッソ大阪)が加入するとポジションを奪われ、第2GKとしてチームを支え、2015年に富山へと移籍した。富山では1年目にJ3で20試合に出場。今シーズンは出場機会が減り、ここまで2試合の出場に終わった。なお、13日に行われたC大阪U-23戦では北野との対決が実現していた。J1では127試合、J3では22試合、ナビスコカップでは26試合、天皇杯では6試合に出場した。J2での出場経験はない。江角はクラブを通じてコメントしている。

「今シーズンをもって現役を引退することを決めました。大分トリニータで4年間、大宮アルディージャで9年間、カターレ富山で2年間と計15年もの長い間、プロとして続けることが出来ました。自分らしく、常に向上心を持ち続け、全力を尽くし、選手として今日まで完全燃焼することが出来ました」

「これまでどんな時でも支え、応援して頂いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。15年間でタイトルはとれませんでしたが、素晴らしい選手やスタッフ、監督、コーチ、ファン、サポーターの方々に出会え、共に闘えたことを今後の人生の支えにしていきます。生まれ育った故郷やこれまでお世話になったチームに、何らかの形で恩返しができればと思っております。15年間、本当にありがとうございました」