こんにちは！　『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』著者の大西明美です。「男は成功すると、支えてくれた女を捨てる！」というゲス不倫のメカニズムを本著で解明しました。今回は書籍の中から、「成功した夫を奪われるやすい妻の3タイプ」について紹介します。

■夫の成長を認めようとしない妻

これからご紹介をする3タイプに共通して言えることがあります。それは夫にとって「つまらない存在」になってしまうことです。人間としてつまらない存在でもなく、あくまで「夫にとって」というところがポイントです。

では、夫はなぜ妻を「つまらない存在」と感じてしまうのでしょうか。まだまだ不景気が続くご時世、年収1000万円を超えることは至難の業です。そこまでの年収に達した「成功男」は、経済の逆風を生き抜くのに必要な上昇志向を持っています。

生き抜くには学びと行動が必要です。彼らは日々社会的に進化を続けているのです。彼らの野心、使命感、行動力に否定的な妻、無理解な妻、無関心な妻は捨てられてしまうのです。

具体的にどういう妻なのかを見ていきましょう。

（1）成功男に無関心な妻「木綿のハンカチーフ妻」

木綿のハンカチーフ妻とは、「昔のあなたがよかった」といつまでも進化前の彼を懐かしむ妻です。都会の絵の具に染まらないでいてほしいのです。彼の成功なんてどうだっていいのです。

このタイプの妻は、夫がちょっと成功すれば早々と捨てられます。すぐに夫が関心のある話題についていけなくなってしまうからです。ついていけなくなるのは、妻が夫の成功に無関心だからにほかなりません。

「昔のあなた」は二度と戻ってきません。そう考えることは、今の夫を最終的に否定することになることに妻は気づいていないのです。夫はこの妻との生活の中で「自分は認められていない」と感じ、「家庭には居場所がない」と不満を持ち始めます。

こんなとき、「あなたはすごく頑張っている。素敵よ」という愛人が現れると、一気に家庭が崩壊してしまう危険性が高まるのです。

■夫と釣り合わなくなる無関心妻

（2）成功男に無理解な妻「無意識でつかんだ玉の輿妻」

「え、彼ってこんなに成功しちゃう人だったの!?」――このタイプの女性は、デキる男だから結婚したのではなくて、夫そのものを愛した純粋な妻タイプです。

夫を愛しているからこそ、夫の成功を心から喜ぶことの出来る妻です。3タイプの中では一番悲劇的な妻です。なぜなら、彼女に落ち度がないからです。

では、どうして成功男は、こんな純粋な妻を捨ててしまうのか。

それは、夫の成功がどんなものなのかについて、妻の理解力を超えてしまうからです。

「旦那さんスゴイですね」と周りの人に言われても妻は「えっと、あ、はい」ぐらいしかコメントができなくなっていきます。さらに、男というのは金回りが良くなると、不動産や車にお金をかけたくなるのです。

「俺はこんなに成功しているんだぜ！」と見せたくなります。結果、引っ越した先が高級住宅街だったり、タワーマンションの上層階だったりするのです。こうして、妻の周りの人間たちも変わります。庶民として生きてきた彼女にはセレブリティな人々の話題が理解できません。

かえって、欲にまみれ玉の輿狙いの女性のほうが、負けん気強く人間関係を回していけるのが皮肉なところです。

こうして妻の人間関係も閉塞感で満ちてきて、夫婦仲が悪くなって最後愛人に寝取られることは珍しくありません。

純粋に成功男を愛してしまったがために不幸になってしまう、これが無意識でつかんだ玉の輿女の悲劇なのです。

■夫から与えられることを喜べない妻

（3）成功男に否定的な妻「捧げ尽くす妻」

文字通り、捧げ尽くして最後捨てられる妻です。個人的には一番なりたくない妻です。

「この男を一流にしてみせるわ！」と意気込み、くすぶっている夫に捧げ尽くします。自分の私財を投じて事業をさせてみたり、有力な人間を紹介したりと、夫が成功するためにはなんでもする。それが捧げ尽くす妻なのです。

捧げ尽くした結果、彼が成功するところまでなら、夫婦仲はうまくいきます。しかし、妻のサポートがなくても成功していく時期が訪れたとき、見事に夫婦関係がギクシャクし始めます。

「私がいないとあなたは何も出来ないのよ」「今のあなたがいるのは私がいるからよ」と恩着せがましいことを言って、彼の成長をそれ以上認めようとません。つまり、夫が妻の手を離れた瞬間に、夫の成長に否定的になるのです。

自分の成長を喜んでくれない妻など、面白くありません。こうしてお金も地位も手に入れた成功男は、家庭から離れていってしまうのです。

成功男のことを心底惚れて結婚した妻、精一杯手助けをした妻、成功する前の彼を無条件に愛した妻……これらの妻たちが成功男に捨てられるこのご時世、本当に成功した男と結婚することが幸せなのかと考えずにはいられませんよね。

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大西明美（おおにし・あけみ）
婚活アドバイザー
2010年からクリスチャン専門の結婚相談所を経営。20年で4万3000件以上の婚活＆恋愛アドバイスを実施。これまで1000人以上の不倫カウンセリングも行う。現在は1日20件以上の婚活メール相談や年間100人以上の直接面接による婚活アドバイスをこなしつつ、「WEBプレジデントウーマン」で働く女性向けの婚活記事を連載するなど、恋愛や婚活、不倫に関する様々な情報を積極的に発信し続けている。著書に『となりの婚活女性は、今日も迷走中』がある。

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（婚活アドバイザー 大西 明美）

外部リンクプレジデントオンライン