2012年のメジャーデビュー以降、確かな歌唱力と表現力でファンの心を掴み、世界へと活躍の場を広げているアニソンシンガーの春奈るな。現役『KERA』モデルとしても活躍中の彼女だが、実は自身もかなりのアニメ好きだという。インタビューでは、そんな春奈のルーツであるアニメについて、そして10月12日にリリースしたばかりの9thシングル『Windia』について、たっぷりと話を聞いた。
撮影/西村 康 取材・文/照沼健太
――春奈さんの音楽的ルーツは、アニメにあるとお伺いしました。最初は『美少女戦士セーラームーン』だったとか?
そうです。エンディングテーマの『乙女のポリシー』という曲を聴いて、幼いながらに「アニメの音楽ってすごい力を持ってるな」と感じて、そこからずっと歌手を目指してました。
――セーラームーンはアニメ自体も観ていたんですか?
幼稚園の頃に観ていました。おもちゃとかも買ってもらったんですけど、特に音楽が好きでずっと歌ってましたね。
――『乙女のポリシー』のどこに惹かれたんだと思いますか?
エンディングテーマだったのでその映像とのリンクもあると思うんですけど、アニメのワンシーンを思い出させてくれたり、それを観たときに感じた気持ちや感動を呼び起こしてくれる…みたいな部分があって、そこに惹かれたんだと思います。
――『乙女のポリシー』に感動して以来、幼稚園の頃からずっと歌手一筋で…?
お花屋さんとかケーキ屋さんとか、そういうよくある女の子の夢を持ったことがないんですよ(笑)。ずっと歌手か作詞家になりたかったです。
――作詞にも興味があったんですね。
作詞がすごい好きで、小学4年生のときにパソコンで詞を書いて掲示板に投稿したりしていました。小学6年生くらいまでは歌手と並行して作詞家になりたい時期でしたね。
――アニメ以外の音楽にハマったりはしませんでしたか?
ビジュアル系にハマってました! アニメのキャラクターのイメージソングを探していたらビジュアル系に行き着いて、雑誌とかも買うようになって、ライブにも通うようになって…。でも、それも含めて入り口はアニメなんですよね。
――小さい頃はどんな子どもでしたか?
小学生の頃は、外で遊んでいる活発な子どもだったと思います。小6でアニメにどっぷりハマってからは、グッズを集めるようになったりして、中学生の頃は秋葉原に行って遊ぶようになりました。当時は今ほどアニメの文化が浸透していなかったから、周りの友だちに趣味を隠していて、それがもどかしかったですね。
――アニメはどういう作品が好きでした?
ひとつの作品にハマってグッズを収集し始めたのは『鋼の錬金術師』でした! そのほかに『ガンダム』とか『イナズマイレブン』とか『ファイナルファンタジー』とか、幅広いジャンルが好きでした。私はひとつの作品にハマると深く追求したいタイプなので、そこまでいっぱいは観ないんですよ。1本に集中してその知識を深めるのが好きです。
――歌手としてデビューするまではどういう活動をしていましたか?
ボイストレーニングに行ったり、あとはオーディションを受けたりしていました。デビューのキッカケは、友だちと一緒に受けた「全日本アニソングランプリ」というオーディションのファイナリストに残ったことでした。
――課題曲があったんですか?
アニソンという縛りはあるんですけど、それ以外は自由で、私はガンダムの曲を歌いましたね。人前で歌うことってなかなかないし、カラオケで歌う感覚とは違うのでものすごく緊張しました…(笑)。
――デビューが決まったときはどう思いましたか?
最初は全然実感が湧かなくて、手元にCDが届くまで、歌手になれたということに実感がなかったですね(笑)。でも、小さい頃からずっと夢見ていたので、ものすごくうれしかったです。
――リリースを重ねて、アニソンシンガーとして変わってきたことはありますか?
より歌うことが好きになったというか、自分がすべきことが明確になってきました。デビューする前は歌うことも自己満足だったけど、デビューして聴いてくれる人が増えていく中で、自己満足な歌は歌えないですよね。だから「誰かのために歌いたい」と意識が変わってきた実感があります。
――歌手活動と並行して、モデルとしても活躍されている春奈さんですが、そのキッカケは?
高校2年生のときに、表参道でファッション誌『KERA』のスナップ隊に声をかけてもらって、そこから掲載していただくようになりました。もともと『D.Gray-man』というアニメを通してゴスロリに興味を持っていたので、ファッションのルーツもやっぱりアニメなんですよね。
――モデルと歌手の仕事の両方をやっていることで生まれた相乗効果などはありますか?
ありますね! 私はもともと写真を撮られることがすごく苦手で、表情もうまく作れなかったんです。でもKERAの仕事を始めてから苦手意識がなくなって。それはジャケ写やミュージックビデオの撮影なんかですごく活かされているなと感じています。
――現役モデルとしては、衣装のデザインへのこだわりもあるのでは…?
楽曲衣装はアニメの世界観や曲の世界観を取り入れたものにしたいなと思っています! ライブ衣装は自分でデザインさせてもらうこともあるんですけど、ステージで着る衣装なので、客席の後ろからでもわかりやすくて、かつ自分らしい衣装にしたいと考えていますね。
撮影/西村 康 取材・文/照沼健太
『セーラームーン』がアニソンへの入り口だった
――春奈さんの音楽的ルーツは、アニメにあるとお伺いしました。最初は『美少女戦士セーラームーン』だったとか?
そうです。エンディングテーマの『乙女のポリシー』という曲を聴いて、幼いながらに「アニメの音楽ってすごい力を持ってるな」と感じて、そこからずっと歌手を目指してました。
――セーラームーンはアニメ自体も観ていたんですか?
幼稚園の頃に観ていました。おもちゃとかも買ってもらったんですけど、特に音楽が好きでずっと歌ってましたね。
――『乙女のポリシー』のどこに惹かれたんだと思いますか?
エンディングテーマだったのでその映像とのリンクもあると思うんですけど、アニメのワンシーンを思い出させてくれたり、それを観たときに感じた気持ちや感動を呼び起こしてくれる…みたいな部分があって、そこに惹かれたんだと思います。
――『乙女のポリシー』に感動して以来、幼稚園の頃からずっと歌手一筋で…?
お花屋さんとかケーキ屋さんとか、そういうよくある女の子の夢を持ったことがないんですよ(笑)。ずっと歌手か作詞家になりたかったです。
――作詞にも興味があったんですね。
作詞がすごい好きで、小学4年生のときにパソコンで詞を書いて掲示板に投稿したりしていました。小学6年生くらいまでは歌手と並行して作詞家になりたい時期でしたね。
――アニメ以外の音楽にハマったりはしませんでしたか?
ビジュアル系にハマってました! アニメのキャラクターのイメージソングを探していたらビジュアル系に行き着いて、雑誌とかも買うようになって、ライブにも通うようになって…。でも、それも含めて入り口はアニメなんですよね。
――小さい頃はどんな子どもでしたか?
小学生の頃は、外で遊んでいる活発な子どもだったと思います。小6でアニメにどっぷりハマってからは、グッズを集めるようになったりして、中学生の頃は秋葉原に行って遊ぶようになりました。当時は今ほどアニメの文化が浸透していなかったから、周りの友だちに趣味を隠していて、それがもどかしかったですね。
――アニメはどういう作品が好きでした?
ひとつの作品にハマってグッズを収集し始めたのは『鋼の錬金術師』でした! そのほかに『ガンダム』とか『イナズマイレブン』とか『ファイナルファンタジー』とか、幅広いジャンルが好きでした。私はひとつの作品にハマると深く追求したいタイプなので、そこまでいっぱいは観ないんですよ。1本に集中してその知識を深めるのが好きです。
「誰かのために歌いたい」デビューして変わった意識
――歌手としてデビューするまではどういう活動をしていましたか?
ボイストレーニングに行ったり、あとはオーディションを受けたりしていました。デビューのキッカケは、友だちと一緒に受けた「全日本アニソングランプリ」というオーディションのファイナリストに残ったことでした。
――課題曲があったんですか?
アニソンという縛りはあるんですけど、それ以外は自由で、私はガンダムの曲を歌いましたね。人前で歌うことってなかなかないし、カラオケで歌う感覚とは違うのでものすごく緊張しました…(笑)。
――デビューが決まったときはどう思いましたか?
最初は全然実感が湧かなくて、手元にCDが届くまで、歌手になれたということに実感がなかったですね(笑)。でも、小さい頃からずっと夢見ていたので、ものすごくうれしかったです。
――リリースを重ねて、アニソンシンガーとして変わってきたことはありますか?
より歌うことが好きになったというか、自分がすべきことが明確になってきました。デビューする前は歌うことも自己満足だったけど、デビューして聴いてくれる人が増えていく中で、自己満足な歌は歌えないですよね。だから「誰かのために歌いたい」と意識が変わってきた実感があります。
――歌手活動と並行して、モデルとしても活躍されている春奈さんですが、そのキッカケは?
高校2年生のときに、表参道でファッション誌『KERA』のスナップ隊に声をかけてもらって、そこから掲載していただくようになりました。もともと『D.Gray-man』というアニメを通してゴスロリに興味を持っていたので、ファッションのルーツもやっぱりアニメなんですよね。
――モデルと歌手の仕事の両方をやっていることで生まれた相乗効果などはありますか?
ありますね! 私はもともと写真を撮られることがすごく苦手で、表情もうまく作れなかったんです。でもKERAの仕事を始めてから苦手意識がなくなって。それはジャケ写やミュージックビデオの撮影なんかですごく活かされているなと感じています。
――現役モデルとしては、衣装のデザインへのこだわりもあるのでは…?
楽曲衣装はアニメの世界観や曲の世界観を取り入れたものにしたいなと思っています! ライブ衣装は自分でデザインさせてもらうこともあるんですけど、ステージで着る衣装なので、客席の後ろからでもわかりやすくて、かつ自分らしい衣装にしたいと考えていますね。
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