ロックミュージカル『マーダー・バラッド』のキャスト4名(中川晃教、平野綾、橋本さとし、濱田めぐみ)が10日、制作発表会見を都内で行った。

『マーダー・バラッド』は現在、ロンドンのウエスト・エンドで上演されている世界的なヒット作だ。

中川は、日本版の仕上がりが見えてきて「この4人が集まったのは、奇跡」と叫んだ。そして「大事なことだから3回繰り返します」と笑ってコメント。そう大袈裟に伝えるほど、手応えをつかんでいた。

同作の登場人物は、4人だけ。バンドの生演奏で「休憩なし90分の全編が、歌のみ」という特長がある。その中身について、中川は「言葉の持つ力というものが、4人の音楽と相まって…。そして、ハーモニーになった瞬間に見えてくる世界があります」と表現した。

合計41曲のロックチューンで構成。「セリフが無くて、歌のみ。女性は子宮で感じて欲しい」とコメントしていた。

演出にあたる上村聡史氏は「まるで、スタイリッシュなモノクロ映画を観てるような感覚を、皆さんに届けていきたい」と意気込みを語っていた。

同作は、2012年の年末に、NYのマンハッタン・シアタークラブで上演し大ヒット。そのとき、観客・評論家の絶賛を浴びて、翌2013年にオフ・ブロードウェイに進出。更なる旋風を起こした流れがある。

公演スケジュールは、11月3日〜6日に、兵庫県立芸術文化センター・阪急中ホールにて。そして、11月11日〜27日が東京公演で、天王洲・銀座劇場で上演される。

▼ 上村聡史氏、濱田めぐみ、中川晃教、平野綾、橋本さとし

『マーダー・バラッド』の制作発表にて


▼ 中川晃教



▼ 平野綾



▼ 濱田めぐみ



▼ 橋本さとし



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