秋が訪れ、気持ちの良い季節となってきました。今年は、憧れのアウトドアアクティビティに思い切って挑戦してみませんか?
登山・釣り・ラフティング /キャニオニング・ウォータージャンプ・サーフィンと、定番からコアなものまで、大人もイチからはじめられるアクティビティ5つと、そのおすすめの「始め方」をご紹介します。
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■山岳団体の講習がおすすめ「登山」
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そうだ、思い立ったら山に行こう!
……いや、いきなり行ってはイケマセン。
どんなに浅い山だとしても、天候の変化や道の状況によっては恐ろしい目にあうこともあります。また、いくら体力があってもしっかりした「準備」と「判断」ができなければ危険度が急上昇するのが山歩きです。筆者は、初めての場合は熟練者やプロと登るべきだと考えます。
まわりに経験者がいなくても、アウトドア用品店のツアーや教室、山岳ガイド、社会人サークルなどを活用する手もありますので是非探してみてください。
また、各地の「山岳団体」が開講している講習を受けるのもおすすめです。
「公益社団法人 日本山岳協会」は全国の山岳団体を統括する歴史ある組織です。こちらの協会の下部組織である各地の都道府県山岳連盟の多くが、それぞれに講座や教室を開講しています。
初心者や子供から、レスキューや指導者レベルまで。また夏山トレッキングから、岩登りや沢登り、雪山に海外登山まで各ジャンルあり、さらに地図や気象、セルフレスキューなどの座学の講座もあります。
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日本山岳協会HPには加盟団体の一覧や、イベント情報が掲載されているので、イチから始めてしっかり極めたいという人は、各地の団体の講座を調べてみてはいかがでしょうか。
公益社団法人 日本山岳協会 >> https://www.jma-sangaku.or.jp/cominfo/
■最高のイカを釣りたい!食べたい!「イカ釣り」
もともとは「釣り」を始めるには、ということを書く予定でした。釣り全般でいえば、初心者向けに旅行会社や釣り具メーカーの教室も多々あり、どれも面白そう。
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しかし、なんせ筆者はイカを釣ってみたい! でもやはり釣り初心者にイカは難しいのか? と思いきや、ありました「イカ釣り教室」。
イカのメッカ、横須賀市は長井港の「栃木丸」という釣り船で毎日開講(要予約)されています。
和製ルアー(疑似餌)であるイカヅノでの釣りを、イカ一筋・海とイカを知り尽くした船頭さんに直接教わることができるという超現場主義の釣り教室。1日2名までという少数クラスで、技術の基礎から、釣り人としてのマナーまでじっくりと習うことができます。
電動リール・竿・竿掛・投入器などの主な道具は無料レンタルというのも嬉しいところ。仕掛・オモリは持参ですが、船宿で購入できるので、まったくの釣り初心者でも安心です。
釣りのジャンルや技法は多岐にわたり、初心者にとってはどこから取り組めばいいのか分かりづらい部分もあります。各地の教室やスクール、上記の栃木丸のように初心者をがっちりフォローしてくれる船宿を探せば、安心して釣り人としての第一歩を踏み出すことができますよ!
栃木丸 イカ釣り教室(協賛 FFT フジモリ・フィッシング・タックル)>> http://www5b.biglobe.ne.jp/~TOCHIGI/
■脳みそまでスッキリ!「ウォータージャンプ」
筆者個人的に「まさか自分がやると思っていなかったのに、やってみたら超楽しかった」アクティビティNO.1「ウォータージャンプ」です。
スキーやスノーボードをはいてブラシの斜面を滑降し、プールに向かってジャンプ!
元来はエアリアルやモーグル、ワンメイクジャンプなど競技の練習用に開発されたものですが、昨今ではウォータージャンプそのものをアクティビティとして楽しむ人も増えています。
国内で体験できるスポットは多くはありませんが、アプレスキーという企業の運営施設は、首都圏(西武園ゆうえんちS-air)、中京圏(三重県桑名市 K-air)、関西圏(大阪府大東市 O-air)と三大都市圏にあり、気軽に訪れやすくなっています。
まず道具や装備はほとんどレンタル可能。タオル・水着・ビーチサンダルを持っていく程度です。
スキーやスノボは初心者コースを滑れるくらいでOK。無料の安全講習で、しっかりと滑走・ジャンプ・泳ぎ方を習うことができます。
筆者自身はスキーで言えば「中級者コースを半泣きで降りる」程度で、雪山でジャンプしたことなど一度もありませんが、ウォータージャンプでは転ぶこともなく滑降し無事ジャンプできました。
もちろん競技の練習をする人たちの技は見事ですが、小さな台もあるので初心者の肩身がせまいということはありません。上級者の華麗なジャンプを眺めたり、マイペースに練習したりと楽しい時間を過ごしました。
また今年「大阪Waterjump O-air」と「西武園ゆうえんちWater Jump S-air」で導入された「ウォータージャポン」にも注目です。
ウォータースライダーとジャンプを融合させた国内初のもので、スキー・スノーボードを履かずに楽しめる
ライフジャケットやヘルメットを装備したら、体ひとつで斜面を滑り降り、せり上がったジャンプ台からじゃぽん! ウィンタースポーツは全く経験がないという人や、お子さんも安心です。
冬に向けて練習したい上級者も、とにかくプールに飛び込みたい!という人も、まとめて楽しい「ウォータージャンプ」施設。家族や友人と連れ立って、一度訪れてみてはいかがでしょうか? すんごくスッキリしますよ〜!
アプレスキー Waterjump >> http://waterjump.biz/
■渓谷を全身で感じよう!「キャニオニング/ラフティング」
なんだか無性に大冒険がしたい! そんなあなたにオススメなのがラフティングとキャニオニングです。
ラフトと呼ばれるボートに乗って、川下りを楽しむラフティングはスリル満点、まさに「天然のジェットコースター」とも言えるアクティビティです。乗り合わせた人たちとチームワークで漕ぐ楽しさも格別!
キャニオニングはフランス発祥、渓谷を楽しみ尽くすアウトドアアドベンチャーです。
ウェットスーツやヘルメット、ライフジャケットなどを装備し、天然のウォータースライダーを滑り降りたり、清流がつくり出す天然のプールに飛び込んだり、ロープを使って懸垂下降をしたり……。
とにかく全身を使って、自然と親しみまくる! そんな体験ができます。
渓谷アドベンチャーのパイオニア「キャニオンズ」のオーナー・マイクさんは、リバーガイドとして世界中を回り、日本にキャニオニング文化を持ち込んだ著名人です。キャニオニング、ラフティングともに、楽しみ方に合わせてさまざまなツアーを提案していて、両方を楽しめる「コンボ」というシステムも魅力的です。
群馬県・みなかみ、東京都・奥多摩、群馬県・吾妻と、3箇所の拠点があるので、自分にぴったりのツアーやフィールドを選ぶことができますよ。
キャニオンズ >> http://canyons.jp/
■今年こそはじめる!憧れのアクティビティNO.1「サーフィン」
今年こそサーフィンするんだ! と思ってはいても、なかなかきっかけがつかめないものです。
しかし何事もはじめるのに遅すぎることはありません。特に秋のこの時期はいい季節ですから、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
さて、一歩踏み出すにはやはり「スクール」がおすすめです。アウトドアのフィールドには思いもよらない危険や、やってみて初めてわかるルールやマナーがありますから、最初のうちはプロに教わるに越したことはありません。
また道具がなくても、ほとんどのスクールがレンタルをしています。クルマがなくても、駅からの送迎があるスクールも多く、また湘南など海と駅の近いエリアでは電車&徒歩で通えるスクールもたくさんあるので大丈夫。
スクールのシステムやお値段はさまざまなので、自分の通い方に合ったところを探しましょう。
江ノ島にほど近い「SURF GYM」はユニークなコンセプトの施設。
「無理なくサーフィンを続け、楽しんでもらう」という理念のもと、会員それぞれのライフスタイルに溶け込むサーフィンの楽しみを提案しています。
海まで5分、ビーチクルーザーで移動するのも楽しそう!
SURF GYMのシステムで特に新しいのが「定額制」の導入です。
月に何度でも通えるレギュラー会員や、平日会員、週末会員、ライト会員など、自分のペースでしっかりと通えるよう、まるでスポーツクラブのようなシステムが導入されています。
例えば、毎週末通いたいという人なら月額8000円の週末会員、ちょっと忙しい人なら月に2回まで月額5000円のライト会員など、お値段もかなりリーズナブルな設定です(入会別途/1万5000円)。
また初めての人にオススメの1回トライアルや、続けられるか心配な人に向けた3回のコースも用意されているので、とりあえず始めてみるのもOKです。
大人の趣味として、ゆっくりしっかり取り組みたい人におすすめのスクールです。
SURF GYM >> http://www.surfgym.jp/
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(文/くぼきひろこ)
くぼきひろこ/ライター
美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い!」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。
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