2回にわたり、東京〜イスタンブール間のトルコ航空の機内食を紹介してきましたが、トルコ航空の機内食は、短距離便も素晴らしい!!

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【イスタンブール〜アテネ】 TK1845

トルコのイスタンブールからギリシャのアテネまでは、約1時間の短いフライトです。イスタンブール出発が朝の6:55で、朝食タイムとなります。短時間ですから、せいぜいパンひとつにドリンクのパターンかと思っていたところ、プレートが配られました。

○チーズ2種、鶏ハム、トマト、キュウリ、オリーブ
○パン、バター、イチゴジャム
○クラッカー
○フルーツ(キウイ、メロン、ブドウ、オレンジ、グレープフルーツ)
○ミネラルウォーター
○リンゴジュース
○コーヒー

シンプルですが、長距離便の朝食並みの内容に驚きました。

チーズはギリシャのフェタチーズと、ミルキーな味わいのセミハードチーズで、どちらもおいしい。朝なのでワインはなし。リンゴジュースをいただきました。

ごく短時間で手際よくサービスされました。サッと食べ、サッと片づけられると、朝8時過ぎにアテネに到着。効率よすぎ!

 

【アテネ〜イスタンブール】 TK1844

アテネからイスタンブールへの戻り便でも、短い時間でミールが出てきました。

○ターキーサンドイッチ(ターキー、トマト、レタス)
○サラダ(トマト、モッツァレラ、レタス)、オリーブオイル
○クラッカー
○チョコレートムース
○ミネラルウォーター
○ビール

Turkish AirlinesだからTurkey sandwitch?と、ツッコミを入れてしまいました(笑)。

サンドイッチのパンは、上にゴマが振られたフランスパンタイプ。マヨネーズが塗られ、ターキー(七面鳥)とトマトとレタスが挟まれています。

パンはむっちり噛みごたえがあり、ターキーもたっぷり3切れ入っていて、ボリュームがあります。肉はややパサつき気味でしたが、塩気が控えめで食べやすかったです。

チョコレートムースがなめらかで美味でした。デザートがあると、ほっとしますね。カトラリーはプラスティック製です。

アテネ発22:25の便なのでビールがあるかもしれないと思い、「ビールもらえますか?」と聞いたら、青い缶のビールが出てきました。

「EFES Pilsener 」はトルコのビールで、アルコール度数は5.0%。少しぬるかったのが残念。味は普通のビールでした。

この日は出発が遅れたため、機内食も少し忙しない雰囲気でした。イスタンブールで成田への帰国便に乗り継がねばならなかったので、こちらも気が急きます。イスタンブール空港内を係員の先導で走り、人間はなんとか間に合いました! が、荷物は間に合わず、後日、宅配便で届くはめに。でも、帰国便でよかったです(笑)

※機内食メニューは2016年5月のエコノミークラスものです

 

(取材・文/綿引まゆみ)

わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト

ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。