ゴーヤを買ってもなかなか1本使いきれない……というお悩みにお答えするのが、この常備菜3種。<下ごしらえ>はゴーヤを薄くスライスしてさっと湯がくだけ。後は、市販のたれや漬物、スパイスをうまく使ってささっとアレンジ。どれも作った日に食べてもおいしく、翌日にはまた違った味わいが楽しめるレシピなので多めに作って常備して!

美肌素材でもあるゴーヤで残暑を乗り切ろう!

<下ごしらえ>

1・ゴーヤは縦半分に切り、わたをスプーンで取って薄切りにする。

苦みがニガテならわたをしっかり取る。

薄切りをさらに半分に切ってもいい。

2・鍋に湯を沸かし、塩少々と1を加えてサッと茹で、ざるにあけて水けを切る。

【recipe1 山椒香る 甘辛にがうり】

翌日はお茶漬けの友、漬物に!

材料と作り方

器にうなぎのたれ(小さじ1〜2)を入れ、<下ごしらえ>したゴーヤ(1/3量)を熱いうちに加えて混ぜ、20分以上寝かせる。器に盛り付け、粉山椒(適宜)を振る。

ゴーヤが熱いうちに加えると冷めていく間に味がなじむ。

【recipe2 ゴマ油香る ゴーヤのキムチあえ】

ゴーヤの苦みもキムチの辛さや酸味もまろやかに。

材料と作り方

器に<下ごしらえ>したゴーヤ(1/3量)とキムチ(適宜)を入れて混ぜる。器に盛り付け、ゴマ油(小さじ1)とゴマ(少々)をかけ、よく混ぜてから食べる。

キムチはゴーヤの半量(見た目)ほどを加え、好みで増減を。

【recipe3 ジンジャー香る ゴーヤ浅漬け】

サラダ感覚で食べられる浅漬け

材料と作り方

器に<下ごしらえ>したゴーヤ(1/3量)ときゅうり漬けの漬け汁(小さじ1)、粗く刻んだきゅうり漬け(ゴーヤの半量)、ショウガの細切り(少々)を入れて混ぜ、20分以上寝かせる。

ゴーヤは小さく切ったものを使うと味わいにより一体感が出る。

 Point.

ゴーヤの苦みがニガテなら<下ごしらえ>の時に薄切りに。また、食感を楽しみたいなら、やや厚切りにするといい。



■賢人のまとめ
ゴーヤ(ニガウリ)は疲労回復や肌荒れの味方、ビタミンCを豊富に含み、加熱しても壊れにくいのが特徴。苦み成分には胃腸の粘膜を保護し、食欲を増進する効果のほか、気持ちを引き締めてくれる働きもあるといいます。夏バテしやすい時期に気分を上げてくれて、栄養も補給できる食材の優等生です。

■プロフィール

時短レシピの賢人 はまだふくこ

 

料理ユニット「エフ アッシュbis」主催。美味しいもの探求家。

フリーランスのライターとして、飲食、ホテル、旅などのカテゴリで積極的に取材・執筆も行い、その経験も活かしながら、カフェ風アレンジ、時短レシピ、ホームパーティーメニューなど幅広いレシピ提案を行っている。