1980年代を中心に、キャラクターグッズやアイドル、少女マンガなど、日本の”昭和の女の子カルチャー”関連商品のコレクターでブロガーの ゆかしなもん さん。
「昭和的ガーリー文化研究所」所長というステキな肩書きをお持ちです

アラフォー元少女はみんな見ていた魔女っ子アニメ『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(1982年)!



ゆかしな所長がブログを「武露愚」と表記するのも、80年代に流行したツッパリ(不良)文化へのリスペクトから(おそらく)

1980年デビューの横浜銀蝿や、当時の大人気ドラマ『3年B組金八先生』シリーズ(TBS系)& 大映テレビドラマシリーズ(『不良少女とよばれて』TBS系、『ヤヌスの鏡』フジテレビ系)などに欠かせなかった「ツッパリ」は当時はメインストリームだったのです

暴走族の青年と少女のピュアな恋愛を描いた、80年代少女マンガのマスターピース『ハイティーン・ブギ』(後藤ゆきお作&牧野和子画)グッズなど、ゆかしな所長の武露愚は画像が多く資料的価値がめちゃ高



なぜ80年代なのか?
日本経済にも勢いがあって、世の中もいろいろな出来事があり、ファッションからしてとにかくカラフルな時代だったので、今から見てもクレージーでおもしろいんですよね

ゆかしな所長の考察は……。
もし、80年代のうちで1年だけ戻れるとしたら
ゆかしなは迷わず「1985年」を選ぶだろう

ちょっと振り返っただけでも、
つくば万博開幕、「夕やけニャンニャン」スタート、おニャン子クラブデビュー、聖子ちゃんと神田さんの結婚、
夏目雅子さん死去
ファミコンブーム、ビックリマンチョコブーム……
洋画「グレムリン」、「ゴーストバスターズ」、「ネバーエンディングストーリー」、
邦画「TAN TAN たぬき」、「Wの悲劇」、「早春物語」、「愛、旅立ち」……
ドラマ「毎度おさわがせします」放送、
そして、決して忘れることのできない日本航空123便墜落事故、豊田商事永野会長刺殺事件etc...

そんな勢いのある時代に生まれて今でも人気のキャラクターといえば、少年マンガが原作だけど、少女のハートもしっかりキャッチした『 Dr.スランプ アラレちゃん』(1981年)。
期間限定カフェができたという情報をキャッチすれば、もちろんかけつけます



80年代の小中学生になぜか大流行していたアイテム、きんちゃく袋
サイズはいろいろでしたが、キャラクタープリントはマストでした。
このキャラはサンリオの三つ子のカミナリ『ゴロピカドン』

中に入れるミラーにコーム、エチケットブラシなども、もちろん懐かしのキャラクターでかためてます



昭和の少女マンガ雑誌のお楽しみといえば「全プレ(全員プレゼント)」

雑誌についているクーポンを送ると(切手を同封する場合も)応募者全員に、人気マンガ家のオリジナルイラスト入りグッズがもらえるという、夢のような企画でした。
ここでしか手に入らないグッズだし、毎月のふろくよりも品質が高いものばかりだったので、当時の少女たちは心待ちにしたものです
イラストは『りぼん』で一時代を築いた小椋冬美先生ですね



3次元も、昭和的ガーリー研究所の研究対象なのは当然のこと
なぜなら、小泉今日子さんや中森明菜さん、早見優さんといった今でも人気のアイドルたちがデビューした年が1982年で、「花の82年組」という言葉があるほど、80年代はアイドルが大豊作だったからです

オーディション情報誌『月刊デビュー』(表紙は1986年『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』の大西結花さん)のオーディション広告からさぐる芸能史!
これはもう民俗学の域かもしれません!?



たくわえた知識とコレクションで、アドバイザーとしても活躍するゆかしな所長
当時の少女たちのバイブル『My Birthday』(実業之日本社。現在はWebに移行)関連書籍の復刻にたずさわったり



9月25日まで東京・弥生美術館で開催中の『オサムグッズの原田治展』では"ジャーナリスト(笑)幸田ユカミン"として、プレビューをルポ

某ドーナツチェーンのプライズとして国民的人気だったオサムグッズ。
当時、コンプリートを目指して集めた人も多いのでは!?



世界に誇る「Kawaii」のルーツである「昭和的ガーリー文化」、ジャパニーズポップカルチャーを語る上でこれからも目が離せません!

ゆかしなもん 公式ブログ



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(文/オカヂマカオリ)