(台北 1日 中央社)空軍松山基地指揮部の創設から6月1日で50年を迎えた。同部は5月30日、祝賀イベントを開催し、歴代空軍客室乗務員の制服を一挙にお披露目。各時期の客室乗務員の姿を紹介した。

同部の専用機部門は、正副総統に仕える「座機隊」と、行政院長(首相)や各部の部長(大臣)、中将以上の公人に仕える「専機隊」に分かれる。今回披露された制服は、専用機に乗務する客室乗務員が着用していたもの。

空軍の客室乗務員は以前は嘱託職員とされており、軍服を着られなかった。そのため、専用の制服が用意された。民国80(1991)年代以降は女性士官が大量に採用されたため、女性士官が客室乗務員を務めるようになった。

同部の前身となる空軍松山站は、1945年10月1日創設。1947年7月1日に空軍第323供給分隊に改編され、その後同第265供給中隊、同空港勤務中隊、同松山基地大隊などを経て、1966年6月1日、同松山基地指揮部に変更された。

イベントの会場では、過去の写真や文物の展示も行われ、半世紀におよぶ同部の成長と栄光を伝えた。

(呂欣ケイ/編集:名切千絵)