<関西オープン 事前情報◇18日◇橋本カントリークラブ(7,127ヤード・パー71)>
 国内男子ツアーが2週間のオープンウィークを挟み、明日開幕の「関西オープン」で再開される。この空き週の間に地震発生後はじめて熊本に帰った永野竜太郎と重永亜斗夢が心境を話してくれた。
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 永野は「中日クラウンズ」の後、熊本に新幹線で戻り翌日に実家のある益城町へ。幸いなことに家族や友人はみな無事だったが、変わり果てた故郷の姿には「なにをどうすればいいか。無力だなと思いました」と言葉を失ってしまった。その中でも試合を見た人たちから“お前頑張っていたな”、“勇気づけられた”という言葉をかけてもらったのが「ありがたかった」という。
 現在賞金ランクは5位。「これまでにない」良いスタートを切れている。結果とは裏腹に「そんなにフィーリングは良くない」のが悩みだが、「これは今シーズンに限ったことじゃないですが、最後まで投げ出してはいけない」と自分の調子が悪くても最後の最後まで諦めずに戦い抜くことを誓っていた。
 重永も家族や家に大きな被害はなく、家族の無事な姿に「ホッとしました。やっと会えたので」と胸を撫で下ろしたという。ただ、石垣が崩れるなど変わり果ててしまった地元のシンボル、熊本城には「ショックでした。こんなになってしまうとは…。見るまで想像できなかったです」と衝撃を受けた。
 ゴルフの調子は「全然ダメ」と苦笑していた重永。それでも「縮こまったりしたらダメなのでその部分は気をつけたいです。それでダメなら仕方がない」と強い気持ちでこの大会に臨むという。
 2人の活躍すれば、それは被災地に勇気を送ることになるはず。最後まで諦めない粘りのプレーや、調子が悪くても自分のゴルフを貫く勇気で熊本にエールを贈る。
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