日本代表DF長友佑都が所属するインテルのスロヴェニア代表GKサミール・ハンダノヴィッチに、チェルシー移籍の可能性が浮上した。13日、イギリスメディア『Tribal Football』が伝えている。

 同メディアによると、来シーズンの新監督就任が決定している現イタリア代表指揮官のアントニオ・コンテ氏が、ハンダノヴィッチ獲得に興味を示した模様。すでに、選手本人及びインテル側との話し合いを開始しているという。

 今シーズン、ハンダノヴィッチの移籍候補先のチェルシーでプレミアリーグ21試合に出場したベルギー代表GKティボー・クルトワは、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃したことを理由に、退団を希望していると伝えられていた。クルトワは先日、今夏の移籍を否定するコメントを残したが、依然流動的な状況が続いている。

 一方、インテルはすでにハンダノヴィッチ流出に備えた準備を始めている模様。同クラブはパリ・サンジェルマンに所属するイタリア代表GKサルヴァトーレ・シリグへ移籍を打診しているようだ。同選手は今シーズンからパリ・サンジェルマンに加入したドイツ代表GKケヴィン・トラップにレギュラーポジションを奪われ、リーグ・アンで3試合の出場にとどまっていた。

 2012年7月のインテル加入以降、同クラブのゴールマウスを守ってきたハンダノヴィッチ。今シーズン終了後にチームを離れることとなるのか。動向に注目が集まる。