元ブラジル代表FWロナウドが3日、自身が現役時代に対戦した中で最強のDFを明かした。3日付のイタリア紙『イル・メッサジェーロ』が伝えている。

 同紙のインタビューで、現役時代対戦したDFの中で誰が最強の選手であったかを問われたロナウド氏は、「無条件でマルディーニだ。そのほかイタリアでは、(ファビオ)カンナヴァーロ、(アレッサンドロ)ネスタ、(ピエトロ)ヴィエルコウッドらがとても手強い相手だったよ」と答えた。日本代表DF長友佑都が所属するインテルにいた時代にはライバルとして対決し、同代表FW本田圭佑が所属するミランではチームメイトとしてプレーした元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏が最高のDFであったと明かしている。

 また、ミラノ勢2チームでプレーした経験のあるロナウド氏は、「ミランもインテルもとても思い入れのあるチームだ。けれど、インテルの方が自分にとってとても重要だね。5年間に渡りプレーし、とても長くプレーしたチームの1つ。私の心は、インテルの方がより強く鼓動する」と語り、インテルへの思い入れのほうが強いことを明かした。

 さらに、「イタリアのサッカーだけが危機に瀕しているのではなく、世界的にタレントが枯渇している。郷愁に駆られたくはないが、自分がプレーしていた時にはどこのチームにも、1人は違いをもたらす選手がいたんだ。そういった選手は自国で最強の選手であった。今は選手間でレベルが拮抗しているが、レベルはより低くなっている」と話し、自身の現役時代よりも選手の質が低下しているとの見方を示した。