10月12日、静岡・浜松オートレース場で開催されたG1レース『第57回秋のスピード王決定戦』。前日の準決勝で敗れた選手が回る『特別選抜戦』に出場した森且行(41)は8人中3位に終わった。

森がSMAPからオートレース選手に転身して、早19年。

「選手としては、一番上のS級の常連で、腕前もあります。賞金だけで、良い年は5〜6千万円は稼いでいて、生涯収入は5億円を突破しました」(オートレース関係者)

高収入にも関わらず、いまも自宅から仕事先の川口までは堅実に電車通勤だという。

「彼は、天才型の選手じゃないんです。オートレースは、選手の腕も必要ですが、選手が乗るバイクの性能も重要。その調整が、彼は決してうまくないんです。部品の規格が変わるたびに苦労して、粘り強く調整して性能を上げてくるタイプ。バイクの部品は消耗品ですが、選手は自腹で揃えなければいけません。堅実にならざるをえないんでしょうね」(スポーツ紙記者)

だが、苦労して成績が伸びないときには、何度も冗談めかして「もうやめようかな」とつぶやいたこともあったという。

「そんな森をここまで支え続けたのは、家族愛でしょうね。奥さんとは17年前に結婚して、息子さんが1人います。奥さんはスレンダーな美人ですよ。結婚してすぐに子供ができたから、息子さんはもう高校生。小さかったころはよく、レース最終日に奥さんが息子さんを連れて応援に来ていました」(前出・オートレース関係者)

家族思いの森は、休みの日には息子と釣りに行くことも。

「息子さんは、幼いころにはオートレースに興味を持っていたようですが、いまは高校で勉強を頑張っています。大きくなったいま、昔のようには子供と遊べないそうです」(前出・オートレース関係者)

森の悲願は「日本選手権1位」だという。いつか、夢をかなえた、とびきりの笑顔をファンの前で見せてほしい!