◇「小さなお猿さんの役とか、人間以外も演じられるのが楽しいです。」


土屋: お二人にお会いして、とても美人さんだなぁと思ったのですが、声優さんとして、外見を褒められる事ってどうなんですか?

白石: ありがとうございます、嬉しいです。イチ人間として(笑)。

野中: ありがとうございます。女性として嬉しいです(笑)。

白石: まあでも、顔でアニメのキャラをやってるわけではないので(笑)。私は女ですが、声優が男性の役をやったり、それこそ魔法使いの役をやったり、自分の外見では演じられない役を演じることができる点が、声優としてのやりがいを感じる、楽しいところですね。

野中: うん、そうだねー!小さなお猿さんの役とか、人間以外も演じられるのが楽しいです。

土屋: ぶっちゃけ声優としてのスキルが劣っていても、外見が綺麗だと採用されるなんて事あるんですか?

白石: 最近は、歌って踊るアイドルの作品とかも多くて、声優さんもライブとかしているので、若くてかわいくてスタイルがいい、みたいなものが求められる部分はあると思いますよ。

野中: そういう意味では、声優業界への門は昔より開かれていると思います。

土屋: お二人は、好きなアニメに憧れてこの世界に入ろうと思ったという事ですが、どうしたら声優になれるんですか。

野中: 青二プロダクションの養成所「青二塾東京校」に入りました。

白石: 私は大阪校です。それまでも、新聞に「声優デビュー」みたいな広告があったりすると「オーディションを受けたいな」とずっと思っていて。そういう中でたまたま縁があったのが青二塾だったので今、青二プロに所属できているんですけどね。

土屋: やっぱり、養成所に入るのが一番近道ですか?

白石: うーん…。

野中: 今は養成所だけじゃなくて、いろんななり方があるので、一概には言えないかもしれません。

土屋: お二人は、アイドル活動や歌手デビューもされていますが、元来、そっちの夢も持っていたのですか? それとも声優一本で、気づいたらそういった活動もしていたんですか?

白石: 私が子供のころ、テレビで子役やアイドルを見て憧れていた部分があったと思います。でも、目立ちたいのと同じくらい引っ込み思案なところがあって。

小学5年生の時に声優だったらテレビから声は流れるけど顔は出ないから恥ずかしくないとミーハーで子供な発想に至ったんです。

野中: 私は逆に、アイドル活動などへの興味は全くありませんでした。アニメのお芝居をやりたくて、この業界に入りました。なので、逆に(歌手として)デビューするとなったときは困惑しました(笑)。


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野中: きゃーーー−!

白石: ちょっ(笑)!

土屋: うわぁ、アイドルだ!!!!!

野中: 10年以上前の写真です!!!

白石: いやぁ、かわいかったなぁ、この時は(笑)。

野中: 一番左は、今話題の金田朋子さんです!

白石:ユニットは楽しかった。なにげに今もやりたい。踊ったりとかしたい! デビュー曲のチアガールの衣装はちょっと着れないけど(笑)。