バイエルン・ミュンヘンフランク・リベリが回復してきている。3月11日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグのシャフタール・ドネツク戦で負傷したリベリは当初、メディカルスタッフから「10日ほど」の離脱と診断された。だが、実際には右足首の問題がまったく解決せず、6月末にはギプスで固定することが決まったのだ。

リベリは11日、そのギプスから解放された。ドイツ『Bild』で、リベリは「足が固定されていないのは素晴らしいね」とコメントしている。

復帰の日程は未定だ。フランス『L’Equipe』は先日、リベリが引退する可能性まで報じたところだ。ギプスは外れたが、今では誰も彼の負傷を軽んじていない。リベリは次のように続けている。

「今は以前より良くなった。でも、まだトップコンディションじゃない。もう筋肉がないんだ。ゆっくり進めていかなければいけない。今から自転車でトレーニングし始める」

それでも、1カ月ほど前と比べて気分が良くなっていることは確かだ。

「バカンスでイビサとパリに行ったけど、理学療法士も連れていったんだ。檻に入れられていたみたいだよ。このケガにはイラついている。最悪だよ。僕は、人が望むものすべてを手に入れた。でも、今は自由じゃない。走りたいけど、走れないんだ。それでバカンスなんて…」

状況はようやく良くなった。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOも、「トンネルの奥に光が見えた」と楽観的な見解を示している。8月1日に行われるヴォルフスブルクとのドイツ・スーパーカップに出場するのは難しいだろう。だが、ブンデスリーガ開幕(8月14日のハンブルガーSV戦)までは1カ月ある。