ソネットとソニーモバイルコミュニケーションズは、ソネットが提供するLTE通信「PLAY SIM」の音声通話付プランとAndroidスマートフォン「Xperia J1 Compact」をセットにして4月20日より発売する。ソネットのWebサイト、ソニーストアおよびイオンで取扱われる。先行予約販売は3月27日から。MVNO初のXperiaスマートフォンとなる。

「Xperia J1 Compact」は約4.3インチサイズのコンパクトなAndroidスマートフォン。同端末向けの通信プラン「PLAY SIM」は、ソネット、ソニーストア、イオンによって異なるものの、音声通話付きプランとなり、最大通信速度は下り150Mbps、上り50Mbpsとなる。音声通話料金は30秒当たり20円、SMS送信料は1通当たり3円〜30円。

端末のみの販売は行われないが、市場推定価格は税別55,000円前後となり、ソネットが提供する通信プラン「プラン80M/day(V)」(1日のデータ通信容量が80MB)では、24回払いの端末割賦料金込みで月額3,888円で運用でき、通信キャリアが提供する端末とのセットプランよりも安価に運用できる。

同端末については、端末形状、カメラ、音楽などにこだわりを持たせたようだ。端末デザインは、丸みを帯びたラウンド形状のアルミフレームとマット仕上げの背面パネルを組み合わせ、手に持ったときのフィット感に配慮した。

カメラは、コンパクトデジタルカメラと同等サイズの1/2.3型、約2,070万画素のイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、高精細撮影を可能にする画像処理エンジン「BIONZ for mobile」、明るく広角撮影が可能な「Gレンズ」などソニーの様々なテクノロジーを採用した。

音楽では、オーディオプレイヤーWalkmanアプリを搭載。オーディオメーカーとして長年培ってきたデジタル信号処理技術を組み合わせて上質な音楽が楽しめるという「ClearAudio+」を搭載する。このほか、おサイフケータイに対応、IPX5/8、IP5X相当の防水・防塵性能も備える。

同端末の主なスペックは以下のとおり。ディスプレイサイズは約4.3インチ、解像度は1280×720ドット。OSはAndroid 4.4、CPUは2.2GHzクアッドコアのMSM8974。RAMは2GB、ROMは16GB。通信面では、LTEが下り最大150Mbps、上り最大50Mbps(VoLTE非対応)、3Gが下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps。Bluetoothはバージョン4.0、Wi-FiはIEEE802.11 a/b/g/n/ac、おサイフケータイ、NFC、テザリングにも対応する。赤外線通信には非対応。カメラはメインが2070万画素、サブが約220万画素、顔認識、電子式手ブレ補正、オートフォーカス、セルフタイマーに対応。サイズ/重量は、高さ約128mm×幅約65mm×厚さ約9.7mm/約138g。