東京・霞ヶ関の国会議事堂前で3日午前、60代の韓国人男性が、日本の竹島の領土主張と歴史認識について糾弾するためゲリラ抗議を行った。

男性は、韓国の市民団体「特殊任務有効者会 慶尚北道支部」のメンバー。男性を含むメンバー4人は今月2日から2日間の日程で、国会議事堂や外務省、皇居などで日本政府に抗議を行うため訪日した。

この日、国会議事堂前で抗議した男性は、「独島は韓国領」「日本の歴史わい曲に韓国国民は怒っている」「慰安婦被害者のおばあさんたちに謝罪しろ」などと書かれた服を着用。日本でゲリラ抗議を行った理由について、「最近、日本の海上自衛隊に所属するヘリや駆逐艦が、独島周辺や韓国の防空識別圏を侵犯した。独島への間違った野心を抱いていることに対し、これ以上我慢がならなかった」「韓国国民のひとりとして領土を守るため、日本の心臓部にやってきた」と説明した。

周辺では、ほかのメンバーらも「ノー!竹島、イエス!独島、ノー!シーオブジャパン(日本海)、イエス!イーストシー(東海)」などと叫び、注目を集めたという。

ゲリラ抗議は旭日旗を掲げた右翼団体を刺激。出動した警察や騒動を聞きつけた外務省、国会議事堂の職員が集まるなど、周辺は一時騒然となった。

韓国・ソウルの日本大使館前では連日のように反日デモが開催されているが、日本の公館前でこのような抗議活動が行われるのは今回が初めてだという。

参照:アジアニュース通信
参照:ブレークニュース

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