韓国の複数のメディアは30日、日本を訪れた韓国人旅行者が明治神宮にお金を払って参拝していると、自国民の行動を問題視する記事を報じた。

 明治神宮は、日本の近代化に大きな影響を与えた明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする神宮で、1920年に創建された。最近では多くの外国人観光客が訪れる東京の観光名所となり、ハングルで書かれた絵馬が掛けられているのも珍しくない。

 しかし、記事は「日本人にとっては神聖な場所だが、明治天皇は朝鮮を侵略し、韓国人に大きな被害をもたらした張本人である」と主張。韓国人の参拝を批判した。

 明治神宮の絵馬は1枚1000円という。韓国メディアは、「歴史を知っているなら、絵馬にお金を出して願いを書いたり、本殿に金銭を投じてお祈りする行為は、わが国の国民情緒にそぐわない」と指摘。東京で留学生活を送るある韓国人学生も、「韓国を侵略した王の位牌がある明治神宮でお祈りするのはとんでもない行為だ」と話したという。(編集担当:新川悠)