【ソウル聯合ニュース】韓国政府は29日、北朝鮮が早朝に弾道ミサイルを発射したことについて外交部報道官論評を出し、激しく非難した。

 論評は、北朝鮮が今月に入り3度目の弾道ミサイル発射を強行したことを「国連安全保障理事会の決議に反するもので、朝鮮半島と国際社会の平和と安全に対する著しい脅威」と非難した。
 特に国連安保理が初めて北朝鮮の核開発問題を巡る閣僚級会合を開き、北朝鮮にメッセージを出した数時間後にミサイルを発射したことを問題視。「北の政権が世界を相手にこうした火遊びを続けて、非核化を拒否するなら、安保理などによる厳しい懲罰的措置に直面することになる」と警告した。
 北朝鮮はこの日午前5時半ごろ、西部の平安南道・北倉付近から弾道ミサイル1発を発射したが、数分後に空中で爆発したとされる。韓国軍合同参謀本部は発射に失敗した今回のミサイルは高度71キロまで上昇したとみている。
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