ソニーは、素材に電子ペーパーを採用して文字盤とベルトの柄を変えられる腕時計『FES Watch』の一般店頭販売を11月21日(土)に開始します。

FES Watchは、『社内から起業家人材を育成する』を目的に、大企業ソニーがスタートした新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)から産まれた製品です。これまでクラウドファウンディングおよびFirst Flightで販売していましたが、年末商戦に向け一般店頭販売を始めます。

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FES Watchは、ファッションのデジタル化による新たな体験の創出を目指す『ファッションエンターテイメント』を志向した製品です。

素材に採用した電子ペーパーはエリア駆動で、あらかじめ決められた24のパターンから文字盤とベルトの柄を自由に選択可能。その日の服装や気分、シチュエーションに合わせて、好きなデザインで身に付けることができます。ファッションに特化しているため、スマートフォンの通知を表示するなどといったスマートウォッチ的機能は搭載していません。

FES Watchはこれまでクラウドファンディングや、ソニーのFirst Flightで受注販売のみ行っていました。今回、ギフト需要が見込まれる年末商戦に向け、一般店舗での販売を開始します。

店頭販売は11月21日(土)から東京・表参道のMoMAデザインストアにて開始。続いて12月1日より東京・新宿の伊勢丹新宿店(本館5階パーソナルルーム売場)でも販売します。その後、他の販売店でも順次取り扱いを開始するとしています。なお、MoMAデザインストアでは、店頭販売に先立ち、本日11月16日よりオンラインで先行予約を開始しました。

FES Watchが誕生した経緯などについては下記記事をご参照ください

End to Endで仕事ができる起業家人材を社内から、"大企業"ソニーがイノベーション復活へ挑戦