新型コロナウイルスをめぐるデマの影響で店頭在庫がないトイレットペーパーやティッシュペーパーの品薄解消に向けた動きが始まっている。4日午後時点で「イオンスタイル品川シーサイド」や「イオン東雲店」などで購入可能なイオンに話を聞いた。
イオンによると、トイレットペーパーなど紙製品は、自社倉庫やメーカーに十分な在庫があるという。しかし、これらが不足するというデマが流れたことで需要は数倍に増加。紙製品はかさばり一定量しか運ぶことができないため、店舗に搬入してもすぐに売り切れる状態が続いていた。
イオンでは物流を調整し、今週と来週の紙製品の搬入を強化。まずは、「イオンスタイル品川シーサイド」「イオン東雲店」などに集中させ販売している。「商品があるということを皆さんにご理解いただけるように」と“山積み”にしてディスプレイ。「イオン東雲店」では「お一人様10点まで」として販売している。さらに、週末にかけて多くの店舗で商品を充実させるため、「買いだめは控えていただいて、必要な数量を買っていただくことが皆さんの安心につながると思うのでお願いしたい」とした。
#トイレットペーパー はほぼ国産品であり、十分な在庫もあり、国民の皆さんには落ち着いた購買をお願いします。経産省としては、現在、物流の強化などを進めています。引き続き、できる限り早期の品薄状態解消を目指して、また店頭の状況なども把握しながら必要な措置、対策を講じてまいります。
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2020年3月3日
(2/2)在庫も、国民全体の3週間分に相当する、3億5000万ロールあります。加えて、生産も継続しています。直近で購入いただけた方や、まだご家庭内に在庫が残っている方が、少しの間だけ購入を控えていただくなど、落ち着いた行動をお願いいたします。
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2020年3月3日
3/3(火)午後、イオン品川シーサイド店に #トイレットペーパー とティッシュペーパーが搬入されました。店頭では、お客様の集中により一時的に品薄になる可能性もありますが、供給量・在庫は十分に確保されています。皆様方の冷静なご対応をお願い致します。 pic.twitter.com/EmmhUjcNYg
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2020年3月3日
静岡県富士市の丸富製紙では24時間体制で #トイレットペーパー を製造しています。店頭では、お客様の集中により一時的に品薄になる可能性もありますが、十分な供給量・在庫が確保されています。皆様方の冷静なご対応をお願い致します。 pic.twitter.com/rQWZQW6ZA1
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) 2020年3月3日
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