日産自動車は25日、スーパースポーツカー「NISSAN GT-R」の15年モデルを、同日より全国一斉に発売すると発表した。

 「NISSAN GT-R」は2007年に発売されたスーパースポーツカーである。「GT:グランツーリスモ」の精神に則ったより上質な乗り心地や気持ち良く走り続けられる性能と「R:レーステクノロジー」に基づく速さという2つの要素の両立を目指している。昨年マイナーチェンジを行ったNISSAN GT-R 14年モデルでは、圧倒的なパフォーマンスを維持しながら、より上質な乗り味を実現した。今回発売する15年モデルは、その乗り心地をさらに進化させ、成熟させたモデルとなっている。

 サスペンションは、ショックアブソーバーの減衰力特性の変更やECUのチューニングを行うことで、意図しない車両の動きが抑えられる。このため、コーナリング時にドライバーが狙った通りのラインを走行することができ、荒れた路面などで修正舵を減少させることができる。

 また、タイヤの材質や内部構造を見直すことで、路面追従性の向上とともに、轍などでもハンドルがとられにくくなり、走行時の安心感を高めた。併せて路面から受ける力も吸収し、乗り心地を向上させた。

 これまで期間限定でディーラーオプションの設定のみであったレイズ製ダブルスポークアルミ鍛造ホイール(ハイパーブルーブラッククロームカラーコート)を正式にメーカーオプションとして採用した。

 4WD駆動でエンジンはVR38DETTの「GT-R Pure edition」の希望小売価格は947万7,000円(税込)、「GT-R Black edition」は1,040万400円(税込)、「GT-R Premium edition」は1,058万7,240円(税込)、「GT-R Track edition」は1,170万720円(税込)となっている。