日本時間26日、W杯ブラジル大会を1分2敗で終えた日本代表アルベルト・ザッケローニ監督が記者会見を行い、結果を残せなかった責任をとり退任する意向を示した。

すると、この模様を伝えたフジテレビ「情報プレゼンター とくダネ!」では、小倉智昭氏がザッケローニ監督ならびに日本サッカー協会(JFA)の体質に苦言を呈した。

「4年間の道のりは、このまま変える必要はありません」といった会見におけるザッケローニ監督の発言が紹介されると、「変える必要はないって、辞めるザッケローニさんは言ってるんですけど、変える必要はありそうな気がする」と切り出した小倉氏は「サッカーに対する哲学を変えたってザッケローニさんは言ってましたけど、最終的に哲学を貫き通せなかったのは監督自身」とキッパリ。

また、ザックJAPANの31勝13敗12分という通算成績が紹介されると、小倉氏は「やってるチームが弱いチームが多いからですよ」と手厳しい一言。「で、アジアで優勝したといって今回のW杯にアジアのチームが行って、韓国最終戦残していますけど勝ったチームが一試合もないんですよ。イランもオーストラリアも日本も。アジアがいかにレベルが低いか。そこに4枠以上の代表チームが与えられているっていうのは、これからもっとアジア(の枠)は厳しくされると思う」と続けた。

さらに、番組で長友や内田の無念の表情が流れると「長友なんて世界のサイドバックですよ。内田君だってシャルケで頑張ってるし、本田君だってそう。そういう人がいてもここまでしかできないっていうのは、彼ら自身の問題よりももっと体質的なものがあるような気がしてしょうがない。サッカーってものすごい興行的になってて、全日本が出る国際試合なんて大きなスタジアムでやってお客さん入れたい。だからね、なかなか強いところが相手になってくれないところがある」などと持論を展開した。