イタリア紙『ラ・ナツィオーネ』は7日、フィオレンティーナが、セレッソ大阪の日本代表FW柿谷曜一朗の獲得に向けて、一歩前進したと報じた。

 フィオレンティーナが本拠地とするフィレンツェに本社を構える同全国紙は、兼ねてからフィオレンティーナが獲得に関心を持っていると報じられている柿谷について、交渉が一歩前進したことが確実であることを伝えた。フィオレンティーナが、柿谷の獲得のためにEU外選手獲得枠を広げる用意があることが報じられている。クラブが柿谷の獲得を成功すると今夏の移籍第一号となる。

 今月1日には、イタリア有料放送『Sky』が、クラブと柿谷の代理人が交渉を開始する可能性を報じていた。柿谷側に移籍の用意があるかについて、話し合いの場が持たれるとされ、移籍金は推定200万ユーロ(約2億8000万円)が提示されると伝えられていた。また、柿谷の獲得が成功した場合、2014年で契約が切れるメイン・スポンサーの『マツダ自動車』との契約延長にも可能性が膨らんでいる。