フランスのパリで、韓国の挺身隊問題対策協議会と市民団体が、日本に慰安婦問題の解決を促す署名運動を25日から開始した。全世界1億人分の署名を目標にしている。複数の韓国メディアが報じた。

 「世界1億人署名運動」はエッフェル塔近くのシャイヨ宮広場で開催。第2次世界大戦当時に旧日本軍の慰安婦だった韓国人女性たちの苦痛を広く伝えるため、フランス人や観光客に参加を呼びかけている。

 パリでは2013年9月、元慰安婦や支援者らが在韓日本大使館前で毎週水曜日に行っている日本政府に謝罪と補償を求める「水曜デモ」が開催されている。元慰安婦の金福童(キム・ボクトン)さんも出席した。韓国メディアによると、署名運動の関係者は「金福童おばあさんのパリ訪問が1回きりの出来事になってはならないと思い、署名運動を推進している」と説明した。

 2月にはドイツのベルリンで署名運動を開催し、署名をヨーロッパ各国から集める計画という。(編集担当:新川悠)