[画像] LGがスマートTVから閲覧記録を収集し広告配信に使用していたことを認める


By LG전자

LG製のスマートTVからユーザーの閲覧記録とUSBメモリ内のファイル名がLGのサーバに無断で送信されていた問題に関して、LGが正式に認める声明を出しました。

LG says it will push out firmware update for spy TVs, but no apologies
http://grahamcluley.com/2013/11/lg-firmware-update-spy-tv/

LG製のスマートTVにはオプションメニューに「Collection of watching info」という、ユーザーの閲覧記録をLGのサーバに送信するための機能が搭載されているものがあります。この機能は初期設定のままだとオンになっていますが、ユーザーは自由にオンとオフの切り替えが可能。しかしながら、LGによると、オン・オフの設定に関係なく、閲覧記録はLGのサーバに送信されていたとのこと。

By camknows

LGは「Collection of watching info」機能に関して、「ユーザーが機能を無効にしていた場合は、LGのサーバにデータは保存されないものの、閲覧記録がサーバに送信されていました。収集されたユーザーの閲覧記録は、ユーザーに適切な広告を配信すること・閲覧記録を基にして他のユーザーにオススメ番組を提供することに使用していました」と述べています。Collection of watching info機能は、新しいファームウェアアップデートにより無効になるとのこと。

また、USBメモリおよび外部記憶装置内のファイル名がサーバに送信されていたことについて「外部記憶装置内のファイル名を収集することは、ユーザーによりよいスマートTVライフを届けるために、インターネット上から閲覧されている番組に関する情報を検索するという新しい機能の一部でした。この機能は実装されることなく、収集したファイル名はサーバに保存されず、個人情報も収集されていませんでした」とLGは説明。この機能も新しいファームウェアアップデートによって取り除かれるとのことです。

By LG전자

LGは声明の中で「閲覧記録や外部記憶装置内のファイル名をサーバに送信していたことが原因で引き起こされたかもしれない問題に関して、大変遺憾に思っています」と述べて、謝罪の意味である「apologize」ではなく、遺憾を示す「regret」を使用していました。