ハナエモリビル跡地に開業する複合施設「oak omotesando(オーク表参道)」の内部が4月3日、プレス向けに公開された。「Emporio Armani(エンポリオ アルマーニ)」や「COACH(コーチ)」、「three dots(スリードッツ)」など出店テナントの新店舗に加え、オフィスエントランスの空間デザインとして現代美術作家 杉本博司が手がけたアート空間「究竟頂(くっきょうちょう)」を披露。世界に向けた新たなランドマークとなることを目指し、4月4日にグランドオープンを迎える。

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 「oak omotesando」は、ハナエ・モリビルの愛称で親しまれてきた旧青山大林ビルの経年劣化や時代の変遷による設備の老朽化に伴い、2011年4月から建て替え工事が進められてきた。施設は地下2階地上9階、延べ面積約1万4,000平方メートル。外観は、大林組と丹下都市建築設計による共同デザインで、中央を貫通するパサージュの南側緑地にはビル名の由来でもある柏(オーク)が植樹され、表参道のケヤキから続く緑のエコ・スペースを創出している。

 1階〜2階に店舗を構えた「COACH」は、今回表参道エリアに初出店。店舗は、重松象平氏が率いるOMA ニューヨーク・オフィスが設計した。また、表参道沿いの路面店からの移転オープンした「エンポリオ アルマーニ青山店」は、日本初となるエンポリオ アルマーニ カフェを併設。イタリアンスタイルのフードをはじめ25種類のコーヒーを楽しめる。LAに住むセレブの邸宅をイメージした「スリードッツ青山店」は、日本初上陸となるキッズライン「three little dots(スリー リトル ドッツ)」を同店のみで展開。ブランドのコンセプトに合わせたアクセサリーやライフスタイルグッズなども取り揃え、ブランドの世界観を演出している。

 この他、「ネスプレッソブティック 表参道店」が東京初の路面店を出店。エントランスホールの「究竟頂」から続く2階には、日本有数の料亭「金田中」がプロデュース・運営する和カフェ「茶洒金田中」がオープン。エントランスホール同様、杉本博司が内装を手がけ、個室からは「究竟頂」やその中央に飾る数理模型「Marhematical Model013」を眺める事ができる。

■oak omotesando(オーク表参道)
 住所:東京都港区北青山3丁目 6-1