先日イスラエルのy net news が、米政権の中東での政策目標の一つとして、トルコとイスラエル関係の修復を上げていると報告しましたが、今大のオバマ訪問の具体的成果の一つが、両国の関係修復のようです。 
殆どの中東メディアは、オバマのイスラエル訪問の最後の時にネタニアフとエルドアンが電話会見し、ネタニアフが２年前（だったでしょうか？何しろ中東も動きが激しすぎて記憶も薄れてきます）のトルコのガザへの平和船へのイスラエル海軍特殊部隊の降下作戦で、トルコ人活動家９名（だったと思う)が殺害された事件について謝罪し、補償を支払うと表明し、エルドアンがこれを受け入れ、両国間が修復されることになったと伝えています。

today's zaman net と０７００のＢＢＣ放送等は、両首相の電話会談は、オバマの出発のための空港の滑走路上での小屋から、米国が用意した電話で話すように、オバマがネタニアフに要請した結果、双方が３０分の会話をして(オバマも参加した由)修復がなったと報じています。
これまた劇的な話ですが、今回のオバマ訪問は最初から最後まで細心のシナリオで行われたとのことで、この最後の劇的電話会談も、最初から計算づくのものだった可能性もあるでしょう。

その他、今回の訪問でオバマは親イスラエルと言うことで、イスラエル内および国内的には随分点数を稼いだ模様ですが、中東和平に関しては、イスラエルのy net news が、先日このブログにも無断掲載したアラビア語紙の風刺漫画を掲載しながら、「アラブはオバマが一方的にイスラエル寄りであると失望している」というきじをのせていました。
http://www.todayszaman.com/news-310440-turkey-israel-make-us-brokered-peace-after-mavi-marmara-apology.html
http://www.aljazeera.net/news/pages/bab44ca8-d56b-430e-b2cc-100a68e4869e?GoogleStatID=1
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4360042,00.html