また、ネットに迷子猫の登録サイトや、猫の探し方を記したサイトも活用するといいでしょう。
ネコジルシ「迷子猫掲示板」http://www.neko-jirushi.com/maigo/
獣医師広報板「迷子猫・保護猫掲示板」 http://www.vets.ne.jp/bbs/c_6102.cgi
猫専用ポータル「迷子猫の探し方」 http://www.nekobaka.com/~ne-help/maigo.2.html

 
●保護するときは…
猫を保護するときの要点はいくつかあります。
静かに近づきましょう。呼びかけはしない方がいいようです。不安や警戒心から逃げられる可能性もあります。飼い主だからといって焦ってはなりません。筆者の場合は、正面に回りこみ、エサを置いてから一旦離れました。餌に近づいたところを抱きしめて保護しました。ただ、若い猫では保護が難しい可能性もあります。その場合はマタタビや高級な好物でおびき寄せるのが有効かもしれません。ご自身の猫の性格や年齢からどうするのがいいか、あらかじめ考えておくことをお勧めします。
せっかく目撃しても逃げられてしまう場合もあるでしょう。その場合は、目撃情報を得たこと、再会したことを励みにするのがいいでしょう。探すべき地域が特定されたのですから、探す労力がそれだけ割かれて、手段も限られたはずです。一度や二度逃げられても諦めないことが肝心です。けして「嫌われた」などという感傷を抱かず冷静に対処しましょう。

筆者が見つけ出した過程を簡単に記します。2011.4/10 午前1-3時頃不明になりました。近隣を時間帯を変えて捜しているうちに、夜中、ある地域で自分の猫らしき鳴き声が聞こえました。翌日、その地域に重点を置いて数枚のビラ貼りをしました。4/14 午前7時半頃150メートル内のアパート付近住民より情報がありました。駆けつけて、保護に至りました。
鳴き声が聞こえた夜、その場で必死に探したものの、ついに姿は見えなかったのです。しかし、そこで落胆して諦めていたら再会はありえませんでした。鳴き声が、猫のくれた唯一の手がかりでした。

焦らずに、まずは猫ともう一度会うための準備をすることが大切ではないでしょうか。猫の捜索にあたり、必ずつきまとう感情があります。「恥ずかしい」というものです。それならば、恥ずかしくない方策をとればいいはず。例えすぐには見つからなくても、できることはたくさんあります。

 

※この記事は筆者の執筆した「にゃんこ捜索マニュアル」の内容を要約したものです。
http://p.booklog.jp/book/25002

※この記事はガジェ通ウェブライターの「小雨」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?