その後、後半47分にトーレスのヘディングシュートがゴールネットを揺らしたけど、文句の言いようがない完璧なオフサイド。最後にマタが角度のないところで打ったシュートがポストに当たって外れたところで試合終了。コリンチャンスが2012年度のクラブW杯を制しました。

この白熱した決勝戦は非常に見応えがありました。世界レベルの高い技術を持つ選手が、献身的に攻守に走り回っているのですから、凄いのも当然ですよね。サッカー小僧からプロの選手まで、参考にすべきものが沢山あったのではないでしょうか。チェルシーの前線はそうでも無かったような気がしますが、コリンチャンスの選手は全員が献身的だったような印象を受けました。

そして、何と言ってもコリンチャンスのサポーターです。遠く離れた異国である日本のスタジアムをこれ程までにホーム同様にしてしまった
のは始めてでしょう。車を売って来たとか、家を売って来たとか、来るために仕事を辞めたとか、離婚したとか、いろんな人がいるようですが、そこまでして応援に来てくれる熱いサポーターがいるコリンチャンスは、ある意味羨ましいですね。
レッズサポーターである僕は残念ながらそこまでは出来ませんが、できる範囲でやっていきたいと思います。コリンチャンスくらいJリーグが盛り上がるといいですね。
(コリンチャンスサポーターを真似しろと言ってるわけじゃないですよ。彼らにもいろいろ問題もあるし、サポートの仕方はそれぞれの考え方の下でやればいいと思います。)


最後に苦言を。
今回のクラブW杯は日テレが放送しましたが、途中に選挙速報を挟んだり、優勝して喜びを爆発させたコリンチャンスの選手やサポーターの姿を録に放送しなかったのは大いに疑問です。そりゃ、選挙は大事です。でも、選挙結果は逃げません。試合後に選挙結果を見てば十分です。世界的なイベントの放送権を独占した放送局が、その権利をないがしろにしてまでリアルタイムで放送しなければならない理由がわかりません。この時間帯に日テレにチャンネルを合わせている人はサッカーを見たいんです。報道機関として選挙について報道したかったのであれば、副音声とかデータチャンネルとか手段はあったはずです。

また、サッカー中継に漫才師をゲストに呼ぶ必要はないと思います。それもサッカーについてきちんとしたコメントをする人ならともかく・・・。あの人は、前回、あのメッシに意味不明な質問をして怒らせた前科がありますよね。もういいんじゃないでしょうか。