困った顔をされちゃいましたね。

戸崎 僕も英語に自信がなかった時は、できるだけ外国人選手に接触しないように、一歩引いてしまっていましたが、ロゼッタストーンで学んで自信がついてからは、たくさんの人と英語で話がしたくて仕方がないです。

――みなさんのこれからの目標を教えてください。

石上 ツール・ド・フランスで優勝することが僕の目標。

あと、世界的な大会では、各国の人が1カ所に集まるので、いろんな人と仲良くなりたいですね。

まずはフランス語を勉強してフランス人から仲良くなって、マスターしたら次は英語を勉強して、もっと多くの人と話せるようになりたいです。

中西 今、私には現役での目標と、引退後のセカンドキャリアでの目標があります。

まずは、現役での目標。

オリンピックを目指して今年で17年目。

ロンドンには出られませんが、オリンピックが好きだから、いけるところまでいきます! あとセカンドキャリアでの目標としては、これまで、海外での活動を視野に入れたことはありませんでしたが、最近ではアメリカにご縁があって、アメリカの文化やスポーツ文化を学んで、何らかの形で後身のアスリートに還元したいと考えるようになりました。

そのためには、まず英語をマスターしたいと思っています。

35歳という年齢ですが、英語の勉強を始めるのに、遅すぎるということはないと思っています。

戸崎 僕もオリンピックが一番の目標。

まずは、ソチオリンピックが目標で、そのあとの韓国も視野に入れています。

将来的には、次世代の選手の役に立てればと考えています。

子どもたちに海外での道筋を作ってあげたいんです。

そのために、今学習している英語とスノーボードの公用語でもあるドイツ語が話せるようになりたいですね。

日隈 僕はより多くの国で活動することによって、各国のロードレースの現状を日本に発信できればいいなと思っています。

例えば、「ツール・ド・フランスに出られるレベルじゃない」とか、「ヨーロッパで通用しない」と感じ、ロードレースをやめてしまう選手も多いですが、僕みたいにアイデアと言語、コミュニケーション能力を武器に、大好きなロードレースをやりながら生きていけるヤツもいると、いろんな人に伝えていきたい。

ロゼッタストーンを武器として、どんどん使える言葉を増やして、自分が活躍するステージを広げていきたいです!■お話を伺った人日隈優輔 選手(ロードレース)日本国内のみならず、フランス、台湾、アメリカなどで活躍するプロロードレーサー。

2012年2月にアメリカのチームに移籍したことをきっかけに英語学習を本格的に始める。

現在はロサンゼルスのWonderful Pistachios ProCycling Team所属。

石上優大 選手(ロードレース)現在14歳。

小学生で全国自転車競技大会(ロードレース)、全国小学生中学生マウンテンバイクで優勝経験あり。

フランスでの1か月に亘る合宿を経験し、同年代のフランス人選手とコミュニケーションを取れるようになりたいと思ったのがフランス語を学び始めたきっかけ。

中西真知子 選手(トライアスロン)1996年からNTT東日本・NTT西日本に所属し、2009年からはベストアメニティに所属。

2012年4月からはフリーとして活動。

故障をきっかけに競技人生を振り返り、多くの国を転戦してきたのに、まったく世界を見ていなかったことに気が付き英語学習を始める。

戸崎啓貴 選手(アルペンスノーボード)PSA-ASIA公認のプロスノーボーダーとして、2009、2010シーズンでツアー総合優勝2連覇を飾るも、ソチオリンピックに向けて活動の場を集中させるために2012シーズンよりプロ登録を抹消。

同じくして、外国人コーチに師事するようになったのをきっかけに英語学習を始める。