モンスターエナジー」ブランドは、2002年にアメリカで発売され、アメリカをはじめ北米、南米、欧州、豪州、アジアなど世界57カ国以上で販売されているエナジードリンクで、2010年7月〜2011年11月の米国エナジードリンクカテゴリーにおけるシェアはNo.1です。 アサヒがこの「モンスターエナジー」ブランドの日本国内における独占販売権を取得し、「モンスターエナジー」(税抜190円)と「モンスターカオス」(税抜190円)を発売しました。近年、レッドブルをはじめ海外ブランドのエナジードリンクがいろいろと発売されていますが、こちらはどんな内容のものなのか、試してみることにしました。

アサヒ飲料 国内独占販売権取得!アメリカNo.1エナジードリンク「Monster Energy(モンスターエナジー)」

左が「モンスターエナジー」、右が「モンスターカオス」です。


プルタブの部分に色がついており、こちらでもそれぞれを見分けられます。


日本で既におなじみとなっている「レッドブル」と比べてみると、こんな感じ。レッドブルが250mlに対して、「モンスターエナジー」ブランドは355mlとなっています。


まずは「モンスターエナジー」からみていきます。


ひと口飲めばわかるほどに、パンチのある味のよう。


こちらは炭酸飲料で、原材料にはエナジードリンクに特徴的なL-アルギニンやL-カルニチンなどに加えて高麗人参エキスが含まれているのが特徴です。


栄養成分はこちら。100mlあたりのエネルギーは50kcal。


色はアップルジュースのような色で、炭酸のはじける音とともに甘ったるいシロップの香りが漂ってきます。


「レッドブル」の味に似ていますが、少し甘さが勝っているように感じます。味よりも匂いの違いが大きく、「レッドブル」がほのかに甘さが香るのに対して、「モンスターエナジー」は甘みある香りが強く、また少し薬臭くも感じます。炭酸はそれほど強くありません。


そして、こちらが「モンスターカオス」。果汁とエナジードリンクがミックスになっているとのこと。


果汁を加えることで新感覚の味になっているようです。


果汁は50%で、使用されている果実はりんご、オレンジ、もも、パイナップル、ぶどうです。そして、こちらにも高麗人参エキスが含まれています。


栄養成分はこちら。100mlあたりのエネルギーは「モンスターエナジー」が50kcalであったのに対して、こちらは31kcal。


コップに注ぐと、シュワーッと炭酸ガスがはじけます。


見た目はまるで野菜ジュースのようです。「モンスターエナジー」に比べて香りは薄く、フルーティーな香りが少し感じられます。味にエナジードリンクのような甘ったるさはあまり無く、野菜ジュースを炭酸で割ったような味わい。果汁入りなので、後味もすっきりとしておりエナジードリンクとしてはかなり飲みやすくなっています。エナジードリンクっぽさがほとんど感じられないので、エナジードリンクの舌にまとわりつくような甘さが苦手な人にはオススメ。


なお、「モンスターエナジー」2種類と、「burn」、「レッドブル」、「ROCKSTAR(ロックスター)」を100mlあたりの主な栄養成分で比較したのが以下の表です。ナイアシンに関しては「モンスターエナジー」がトップ。気になるカフェインに関しては、40mgと185ml缶のレッドブルとほぼ同じ。そしてやはり特筆すべきは、糖尿病、動脈硬化、滋養強壮に効果があると言われる高麗人参エキスが含まれている点です。


「レッドブル」が日本に上陸して以来、海外のさまざまなエナジードリンクが続々と日本に登場しており、エナジードリンク市場はこれからも目が離せない分野。栄養成分だけで無くブランド力やファッション性も重視される市場とのことで、今後はどのようなラインナップが登場するのか、気になるところです。




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