同氏は入社以来、タッチパネル市場の成長を見越して、限られたリソースのほとんど全てを通信キャリア向け製品の開発に注いできたという。

「日本のOEMさんは新しい技術に対して敏感で、”世界初”が重要視される」との見方を示す。

実際、昨夏にNTTドコモから投入されたスマートフォン「F-12C」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)は、HD Integratorの前身技術「MOTIV Integrator」が搭載された世界初のスマートフォンだった。

同社の世界初の技術は、その後も進化した形で「ARROWS Tab LTE F-01D」(富士通製)や「MEDIAS ES N-05D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)などの最新端末に採用され続けている。

同氏によると、日本のマーケットにおける売り上げは今後順調に伸びる予定とのこと。

同社の日本市場における今年の売り上げは、昨年の3倍にもなる見込みだという。

「最新のハプティクス技術が搭載された世界初のスマートフォン端末が、まずは日本市場向けに発売され、その後、グローバルモデルにも搭載されるという例も近いうちに珍しくなくなるのでは」と話し、今後も積極的に日本のOEM各社と連携していく姿勢を示した。

(記事提供: AndroWire編集部)