プロ野球選手にとっての元旦が一月遅れでやってきた。
例年より少し短かったオフも終わり、2012年シーズンが始まった。
それぞれがそれぞれに自主トレを終え迎えたキャンプ。
主力・ベテランにとっては、調整の場だが、若手にとっては競争・アピールの場となる春季キャンプ。
競争を勝ち抜かなくてはならない若手にとっては、ここからがスタートではなく、2月1日は、開幕へ向けての中間点と言える。
キャンプではとにかく首脳陣にアピールし、練習試合・オープン戦では結果を残していかなければならないのである。
小川監督も「みんな自主トレをやっていたと感じるし、元気があって良かった」と初日を評価しているように、日本のプロ野球では2月1日に体が出来ているのは当たり前、CS終了直後に血行障害の手術を受けた館山が初日から100球を超える投球を見せたように、とにかく、キャンプは始まりではなく、通過点に過ぎないのである。
そんな中、昨季は度重なる故障で、優勝争いに貢献できなかった由規が初日から別メニュー調整となったようである。
足の切り傷からばい菌が入り、足の甲が腫れているとのこと。
肩や肘の故障でなかったことは一安心だが、プロとして自覚が足りないのではないだろうか。
若きエース候補と言う立場の由規だが、今季が入団5年目。
3年目の一昨年にプロ入り初の2桁勝利を挙げ、昨年はローテの中心として期待されていた4年目だった。
しかし、開幕直後にわき腹、優勝争いの最終盤になって肩痛と、ローテの中心はおろか、ローテを守り抜くことすらできなかった。
そして5年目のキャンプ初日から離脱。
お粗末としか言いようがない。
一日も早く遅れを取り戻して欲しいものだ。
そしてもう一つ気になるニュースがあった。
相川が今季のキャプテンに就任したという。
去年優勝を逃した教訓からキャプテンを置くという小川監督の発案のようだが、この人選が気に入らない。
もちろん、相川が悪いといっている訳ではない。
五輪やWBCも経験し、扇の要の捕手というポジション、宮本も「今までは“外様”という遠慮があったと思うけど、彼の発言、行動は誰もが認めるところ」と選手間でも抜群の信頼を得ているようである。
由規他若手投手を引き連れて、合同自主トレを企画したりと、チームを強くしたい、とにかく優勝したいという強い気持ちも持ち合わせ、宮本が42歳という年齢であることを考えれば、次の適任者は相川というのは自然流れである。
しかし、先日も田中や畠山にリーダーとしての自覚を持って欲しいという記事を書いたが、宮本の後釜的存在の選手が、生え抜きの選手でいないというのは非常に寂しい。
42歳の宮本から36歳の相川へ、これでは単なる年功序列である。
小川監督は「負けがこんだときは、どうしても不満が出る。(その時に)選手間の考えをまとめる役割が必要。経験を伝えてもらいたい」と首脳陣とのパイプ役となり、選手の考えを統一する役割が求められる。
こういう役割こそ、田中や畠山、武内・飯原といった入団7年8年目、30歳前後という年齢の選手が似なくべきなのではないだろうか。
かつて宮本の考え方が、若手選手の間で、年齢の違いもあり、考え方についていけないという軋轢がチーム内に生まれたことがあったと聞く。
当然40台の宮本と20歳そこそこ若手選手では、生まれ育った環境も違えば、野球に対する考え方も少なからずギャップが出てくるはずである。
36歳の相川ではやはり年齢が少し高すぎるのではないだろうか。
役割は選手の考えの統一、チームをひとつの方向に持っていくためのまとめ役である。
例年より少し短かったオフも終わり、2012年シーズンが始まった。
それぞれがそれぞれに自主トレを終え迎えたキャンプ。
主力・ベテランにとっては、調整の場だが、若手にとっては競争・アピールの場となる春季キャンプ。
競争を勝ち抜かなくてはならない若手にとっては、ここからがスタートではなく、2月1日は、開幕へ向けての中間点と言える。
キャンプではとにかく首脳陣にアピールし、練習試合・オープン戦では結果を残していかなければならないのである。
小川監督も「みんな自主トレをやっていたと感じるし、元気があって良かった」と初日を評価しているように、日本のプロ野球では2月1日に体が出来ているのは当たり前、CS終了直後に血行障害の手術を受けた館山が初日から100球を超える投球を見せたように、とにかく、キャンプは始まりではなく、通過点に過ぎないのである。
そんな中、昨季は度重なる故障で、優勝争いに貢献できなかった由規が初日から別メニュー調整となったようである。
足の切り傷からばい菌が入り、足の甲が腫れているとのこと。
肩や肘の故障でなかったことは一安心だが、プロとして自覚が足りないのではないだろうか。
若きエース候補と言う立場の由規だが、今季が入団5年目。
3年目の一昨年にプロ入り初の2桁勝利を挙げ、昨年はローテの中心として期待されていた4年目だった。
しかし、開幕直後にわき腹、優勝争いの最終盤になって肩痛と、ローテの中心はおろか、ローテを守り抜くことすらできなかった。
そして5年目のキャンプ初日から離脱。
お粗末としか言いようがない。
一日も早く遅れを取り戻して欲しいものだ。
そしてもう一つ気になるニュースがあった。
相川が今季のキャプテンに就任したという。
去年優勝を逃した教訓からキャプテンを置くという小川監督の発案のようだが、この人選が気に入らない。
もちろん、相川が悪いといっている訳ではない。
五輪やWBCも経験し、扇の要の捕手というポジション、宮本も「今までは“外様”という遠慮があったと思うけど、彼の発言、行動は誰もが認めるところ」と選手間でも抜群の信頼を得ているようである。
由規他若手投手を引き連れて、合同自主トレを企画したりと、チームを強くしたい、とにかく優勝したいという強い気持ちも持ち合わせ、宮本が42歳という年齢であることを考えれば、次の適任者は相川というのは自然流れである。
しかし、先日も田中や畠山にリーダーとしての自覚を持って欲しいという記事を書いたが、宮本の後釜的存在の選手が、生え抜きの選手でいないというのは非常に寂しい。
42歳の宮本から36歳の相川へ、これでは単なる年功序列である。
小川監督は「負けがこんだときは、どうしても不満が出る。(その時に)選手間の考えをまとめる役割が必要。経験を伝えてもらいたい」と首脳陣とのパイプ役となり、選手の考えを統一する役割が求められる。
こういう役割こそ、田中や畠山、武内・飯原といった入団7年8年目、30歳前後という年齢の選手が似なくべきなのではないだろうか。
かつて宮本の考え方が、若手選手の間で、年齢の違いもあり、考え方についていけないという軋轢がチーム内に生まれたことがあったと聞く。
当然40台の宮本と20歳そこそこ若手選手では、生まれ育った環境も違えば、野球に対する考え方も少なからずギャップが出てくるはずである。
36歳の相川ではやはり年齢が少し高すぎるのではないだろうか。
役割は選手の考えの統一、チームをひとつの方向に持っていくためのまとめ役である。
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