――チャーリーとマックスの親子の絆を観て、自分たちも将来こんな家庭が築けたらいいなというイメージはありますか?
木下:うちは、テレビでもお互いに言ってる通り、喧嘩したり、仲良かったり、激しいので。もし子供が出来たら、チャーリとマックスにとってのATOMのように「親子で共通の趣味とか何でも良いので持って、何か一緒にやりたいね」って話しましたね。あと、親子なんだけど、一番の親友みたいな、フレンドリーな感じ。例えば「親には、この話はしたくない」とかじゃなくて、「一番の親友みたいな親だから、親には全部話したい」と思ってもらえるような家庭にしたいです。――マックスも、父親のチャーリーを言い負かすほど大人びているかと思えば、強情さはチャーリー譲りだったり、父と子でありながら、ATOMと一緒にロボット格闘技を戦うパートナーのような関係性でしたよね。
木下:離れていた時間が長かったのもあるから余計に、その距離感が良かったのかもしれないですね。アッチ(藤本)は、何て言っていました?(笑)。――藤本さんは“親子の絆”に関して「俺は、嫁のためなら死ねる!」と言ってたのと、お客さんから「皆さんにとっての宝物は?」と聞かれて「優樹菜ですね」と答えてましたよ。
木下:まぁ、それは当たり前ですけどねぇ〜(笑)。――チャーリーとマックスは、ATOMと共に戦うことによって、親子の絆を取り戻していきますが、木下さんと藤本さんにとってのATOMというか、何か共通の趣味のようなものはありますか?
木下:うちは元々、お互いに映画が超好きなので。映画を観に行くのって、普通の男女だとデートじゃないですか。うちはもうデートじゃなくて、偶然合ったお互いの趣味という認識で、観たい映画があったら週に何回も行きますね。観たい映画が無い時も、常にDVDを借りている状態で、家で観ることも結構ありますね。――映画を観終えてからの感想は、お互いに意見が合いますか?
木下:それが合わないんですよね(笑)。趣味は一緒なんですけど、やっぱり感覚というものは別々みたいで。「優樹菜は、そんな風に思わなかったけど」みたいな。「ここヤバくなかった?」とか言ったら、「そこじゃない」みたいな感じのことは、結構ありますね。――確かに「好きな物が全然違う」とは藤本さんも言ってましたけど、優樹菜さんがお気に入りのマックスとATOMのシーンみたいに、藤本さんも優樹菜さんのためにジャスティン・ビーバーの曲でダンスすると聞きましたが…。
木下:(笑)。やっぱりオッサンなので、「ジャスティン・ビーバーを知っておけば、大丈夫だよ」って、私が全部吹き込んでます。――チャーリーは一度、家庭を築くことに失敗してしまい、父親として失った信頼を取り戻そうと必死に努力する姿が印象的でしたが、木下さんが夫婦生活や家庭を築くために努力していることはありますか?
木下:まだ新米なんですけど、この一年チョイで思ったのは、やっぱり会話が大事だなと思いますね。あと、一緒にご飯を食べる時間とかが大切だと思います。――お二人は、どんな話をするんですか?
木下:もう、本当にくだらないですね。優樹菜が一方的に、ずっと喋ってるかもしれないです。アッチ(藤本)が聞き役ですね、「へぇ〜」みたいな。何を喋ったかも忘れちゃうんですよ。「その話、この間も聞いたよ」っていうぐらい、お互いに喋ってますね(笑)。