望月成晃が3年ぶりにシングルのベルトを奪取した。
DRAGON GATE 国立代々木競技場第2体育館で行われた年内最後のビックマッチ『THE GATE OF LEGEND』。平日夜にも関わらず5500人超満員の観客で場内溢れかえった。
メインイベントでは、ドラゴンゲートの象徴オープン・ザ・ドリームゲートのタイトルを懸けて王者・CIMAと挑戦者・望月成晃が激突。
試合は一進一退の白熱する攻防となる。特に15分過ぎからの流れは圧巻。
望月の雪崩式バックドロップに続いて放った左ミドルキックをCIMAがキャッチ。そのまま望月をキャプチュードで投げ、アイコノクラズムからマッドスプラッシュ。しかし、ここは望月が膝を立てて迎撃。間髪入れず三角飛延髄蹴りからツイスター。諦めないCIMAはDDTで反撃しシュバインを決める。コールが真っ二つに分かれる中、20分が経過。勢いに乗るCIMAがトカレフ、シュバイン、ゴリコノクラズム、マッドスプラッシュと畳み掛けるが、望月は3カウントを許さない。
最後は望月がCIMAの腕を絡めた変形のシュバインを巧みに防御し回し蹴りからハイキック一閃。見事3カウントを奪った。
試合後「俺達はゴキブリ。でも絶対生き残る!」と混沌としたプロレス界へ、ドラゴンゲートの王者として絶対の自信をみせた。
またセミファイナル・トライアングルゲート6人タッグマッチ選手権は王者組・ミラノコレクションA.T.、YOSSINO、アンソニー・W・森が挑戦者組・菅原拓也、brotherYASSHI、近藤修司を下し見事防衛。試合後にはK-ness、横須賀享が王座への挑戦を表明。自軍3人目のパートナーにはメインに登場する望月を示唆した。
来年度は最年長・34歳・望月成晃がドラゴンゲートを牽引する。