・中日: 広島、ヤクルトに負け越し
・巨人: 阪神、ヤクルトに負け越し
・阪神: 中日、広島に負け越し
・ヤクルト: 阪神、広島に負け越し
・広島: 巨人に負け越し
ということで、広島は現時点で巨人に負け越し、その他の3チームに勝ち越し、チーム別の勝ち越し負け越しという目線で見ると、3つ勝ち越して1つ負け越し、差引貯金2ということになる。ヤクルト・阪神は5割、巨人・中日がそれぞれ借金1ということで、5位である広島が何故か頭一つ抜け出ている格好になってい る。
何故かといえば交流戦で借金10の最下位に沈んだからであるが、そこからよくここまで立て直してきたということで、経緯を評したい。交流戦はもう無いわけであるから、ベクトルで考えればここから広島が伸びてくるという無機質な予想も非合理的ではないだろう。内容から見て息切れするのは時間の問題と見てはいるものの、中日としてはここを2連勝して星を五分に戻しておきたい所である。
また現在多少差をつけて首位にいるヤクルトであるが、阪神と広島には負け越しており、中日・巨人・横浜から荒稼ぎしているというのが現実である。巨人は昨日も負けたようだが、中日に関して言えば、ヤクルトの調子が良く、中日の調子が悪いタイミングで続け て当たってしまったという不運な面もあり、これから行う2回の4連戦で借りを返してもらいたい。現在は6つ負け越しており、五分にするだけでも7勝1敗以上の成績が必要となるため相当に苦しいが、6勝2敗ぐらいで切り抜ければ負け越しも2つと妥当な範囲となり、順位もこれだけで入れ替わる。これでもまだ高いハードルではあるが、今のチーム状態を比べれば無理ではなく、また前半あれだけやられたわけであるから、上昇傾向にあるこの時期の対戦ではこれぐらいやり返してもらいたい。問題はこの上昇傾向が最後まで保てるかどうかであろう。
なかなか興味深い終盤戦となってきた。競争相手は多いが、なんとか連覇を達成して貰いたい。
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