試合 :ブンデスリーガ 第4節
開催日:2011年8月27日
結果 :引き分け
スコア:「0−0」
得点者:無し

○ レバークーゼン

FW:キースリンク
MF:サム アウグスト シュールレ
MF:ロルフェス ラース・ベンダー
DF:カドレツ トプラク ライナルツ ゴンサロ・カストロ
GK:レノ

FW:キースリンク
MF:
MF:サム ロルフェス ラース・ベンダー シュールレ
DF:バリチュ トプラク ライナルツ ゴンサロ・カストロ
GK:レノ

○ ボルシア・ドルトムント

FW:レワンドフスキ
MF:香川真司
MF:グロスクロイツ ベンダー ギュンドガン ゲッツェ
DF:シュメルツァー フンメルス スボティッチ ピズチェク
GK:ヴァイデンフェラー

FW:レワンドフスキ
MF:
MF:ペリシッチ ベンダー ギュンドガン 香川真司
DF:シュメルツァー フンメルス スボティッチ ピズチェク
GK:ヴァイデンフェラー

FW:レワンドフスキ
MF:
MF:ペリシッチ ベンダー ギュンドガン ブラスチコフスキ
DF:シュメルツァー フンメルス スボティッチ ピズチェク
GK:ヴァイデンフェラー


やはり、昨季と比べて、香川がプレーするゾーンのスペースが少ないですよね。相手チームはドルムントのカウンターを強く警戒していますし、当然、そのカウンターの起点となる香川も強く警戒しているので、リトリートはしていなくても、バイタルのところには絶対にスペースを作らない、という守備的な戦い方を徹底してくるなと思います。

そうなってくると、チームとしては、やはりポゼッションしながら相手を崩す、という攻撃が必要となってくると思う訳ですが、しかし、ドルムントはまだそれが出来ないので、それが出来るようにならないと、今季の苦戦は続くのかなという気がします。

守備は昨季に引き続き強さを継続しているので、そう簡単には負けないとは思いますが、ポゼッションサッカーが出来ないまま戦い続けるという事になれば、引き分けの試合が増えたり、勝つにしても苦戦したり、という試合は増えるような気がします。

それで、香川個人の動きについては、ポジションが高過ぎる、ポジションが低過ぎる、両方の意見があるようなのですが、個人的には、少し高過ぎると言うのか、もう少し下がってきてプレーする回数を増やした方が良いかなと思っています。

サヒンがいなくなり、そこがギュンドガンになった事によって、香川が下がってプレーしなければならなくなっている、という見方もあるようですが、しかし、サヒンがいた時から、香川はよく3列目ぐらいの位置まで下がってプレーしていましたし、逆にそれがカウンターをしやすくしていました。

なぜかと言えば、香川が下がる事で相手のボランチを前に引っ張れる、するとバイタルにスペースが生まれる、という事が1つと、もう1つには、昨季ならば、香川、サヒン、ベンダー、の3人ですが、そのトライアングルのユニットで相手のプレスをかわして、繋いでの縦のカウンターができる、という事ですね。

ところが、今季の香川の場合は、昨季よりも2トップ気味にプレーしていて、相手の守備ブロックの中で右往左往している事が多く、また、それによって、ベンダー、ギュンドガン、というダブルボランチとのユニットが切れてしまっていて、それが昨季よりも攻撃の機能性を落としている原因になっているような気がします。

開幕戦、香川のパフォーマンスは高かったですが、しかし、プレーが少し前掛りになり過ぎている、得点を取る事に焦っている、という感じがあって、それがプレーの変化にも見えていたので、そこが気になると開幕戦のエントリーにも書いた訳ですが、やはりそれがあるように思います。