(2得点した)平山はまだ坪井慶介とか速い選手が出てくると潰される場面も少しありました。まあ、点を取ったことはよかったと思います。ヨネ(米本)とか、ちょっと休ませてフィジカルを上げた選手は、ゲームだったので(負荷が)きつかったみたいです。あと(鈴木)達也はまだゲームを(数多く)こなしていないので、そういうイレギュラーがあった選手はコンディションはよくなかったけど、ずっとやっている選手はよかったと思います。試合を離れている選手はこういうレベルになり、後半はスピードが落ちたけど、出ていた選手は攻守にアグレッシブにできたと思います。

(失点は)守りに行かなければいけないところを、バランスを崩して、松下(年宏)のバックパス、ヘディングで落とそうとしたところがたまたま入ってしまった。そこは見直さなきゃいけない、それもそうなんだけれども、全体的にこちらも誰がコンディションがよくて、相手にとって(脅威かを見極めないといけない)。間隔がなく、そんなにこのあと練習もできない。失点のところをもう一度ケアしないといけないけど、高いレベルでいろいろ見られたので、それはよかったなと思います。(キム)ヨングンも久々にできた。

(ある程度メンバーの目星はついた?)はい、だいたい。大黒(将志)はいますごくキレていると思いますね。本人も言っているけれども、体がすごくキレている。攻守にアグレッシブだし、非常に運動量も多いし、失わないし。ずっと試合に出ていたけれども、四日間のオフもあって、ちょっと間が空いたのでね。本人も言っていたけれども、(好調を)そのままパフォーマンスに出していたので、よかったと思います。(体の動きが)軽かったですね。あまりにも軽かったので、後半は替えました。(天皇杯に向けて手応えは)すごい。できればそのままのメンバーで(試合をしたい)という流れだったけれども、向こうも変えてきたし、ぼくも観たい選手がいるのでね、それは流れにかかわらず、いろいろ使いました。

■著者プロフィール
後藤勝

東京都出身。ゲーム雑誌、サブカル雑誌への執筆を経て、2001年ごろからサッカーを中心に活動。FC東京関連や、昭和期のサッカー関係者へのインタビュー、JFLや地域リーグなど下位ディビジョンの取材に定評がある。著書に「トーキョーワッショイ」(双葉社)がある。

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