■ネットアニメ、面白いです! インターネットというあそび場
JINCO わたしはインターネットやパソコンがなかったら、まずこの仕事はしていないなあ。会社後に学校に通ってホームページを作るところからはじめて、そこにキャラクターを載せて配信していたらお仕事のメールが来たというのが発端で、それから8年。今も常にブラウザが4個くらい立ち上がっている状態です。……電気が止まったら終わりだなぁ。
笠松 JINCOさんはマシンがたまに壊れるんだよねえ。
JINCO マシンは代用できるからなんとかなるんですけど、でも電気が止まったらインターネットができなくて、情報も途絶えるから、孤島に住む人みたいになっちゃう。
笠松 インターネットはお友だちって感じ。作品をこういうふうに発信するのははじめてだったんですけど、みんながリアルに感想を書いてくれるのがわかりやすくて楽しい! これまでネットアニメも知らなかったんですけど、も〜、面白いなって。次から次にいろんなところに飛んで、ずーっと見ちゃってます。
JINCO 笠松さんはなにが好き?
笠松 ほら、子どもの声の(高い声でモノマネ)。
JINCO 「いぬかい部長」ですね! かわいい!
笠松 あと、ちぃさんの「モフモフ」も!
JINCO インターネットは自分の好きなときに自分の検索次第でどんどん掘り出せますもんね。研究のために見るものもあれば、純粋に楽しんで見るものもあって、うん、ほぼ視聴者かな(笑)。ラレコさんの「やわらか戦車」を最初見たときも、「うわ、なんかすごいの出てきちゃったよ〜」って衝動的な出会いでしたよ。で、純粋に面白がって、そのあと落ち込む(笑)。「落ち込んだから、今日はお好み焼き屋に行って気晴らしをしよう!」と家族でゴハンを食べに行っちゃったりとか。こうやって他のクリエイターさんの作品から洗礼を受けることで「よーし、がんばるぞー!」って気もちにもなります。
笠松 インターネットで作品を発表するってこと自体も面白いよね。
JINCO 自分がやりたいことを自由にカタチにできて、そのまま見て聴いてもらえるっていうすてきな場所。ハドソンさんも「面白いからいいですよ」って、みんな温かいひとばかりで、ほんと、いろいろ許してもらってます(笑)。
笠松 そういえば前に「デコリョーシカ」に戦車が出てきたことがあったよね。
JINCO あー!
笠松 最初に見たときに「これがやわらかかったらいいのにな〜」なんて思ったりしたんですね(笑)。あれ絶対アプローチしていたでしょ?
JINCO 「戦車出しちゃお☆」みたいな。
笠松 「リスペクトしちゃお☆」みたいな。
JINCO デコリョーシカが「やわらか戦車」の戦場に行ってしまうとか。
笠松 それいいね。
JINCO あと、モフさんの上に乗せていただいたりとか。
笠松 「すいません、出てきちゃって〜☆」って。
JINCO グッズ展開も考えてはいますけど、やっぱりデコリョーシカは笠松さんの歌あっての作品なので、歌の世界観と一緒に動いていってほしいという野望があります。実際にデコリョーシカが動いたり話したり困ったり、その感じがよく伝わるような展開ができたらいいな。歌と音楽を楽しめるようにDVDにしちゃうとか。
笠松 あとは先方がイヤじゃなければ、ぜひ戦場に(笑)。
JINCO いろんなところに旅をさせてあげたいです。巨大ビジネスというよりも、「遠くに行ってもがんばれ!」みたいな親心で。
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