――音楽からちょっと頭を切り替えてリラックスしたい時とか、音楽以外の趣味や、癒しを感じるようなものはありますか?

片桐:私の場合「くまちょ」という黒のポメラニアンを飼ってるんですけど、ちょっと散歩に行ったり、チョコチョコした気分転換もありつつも。歌っている時の自分と、制作している時の自分って、モードがちょっと違っていたりして。最終的には一つの人間というか、MAY’Sの片桐舞子にはなるんですけど(笑)。「なんか今、ちょっと違うな」とか、何回歌っていても上手く録れない時は、逆にもう歌じゃなくて歌詞だけを書いていたり、曲をたくさん聴いたり。「iTunesに入れたけど、ちゃんと聴いていない曲があったな」とか「あのアルバムって、どんなだったっけな?」とか、すごくたくさん聴いたりしてスイッチを戻したり。逆にすごく制作に煮詰まったり、歌詞がなかなか出てこない時は、カラオケに行って好きなだけ歌って、もうとにかく考えるより歌うみたいな(笑)。そうやって、ちょっと切り替えたりしていますね。

河井:俺は、メチャクチャ多趣味だ。でも、僕も結構そういう音楽で煮詰まった時に、もう音楽かもしれないですね。少し制作に煮詰まったら、ちょっと家でDJして遊ぼうとか。結局、音楽みたいな(笑)。

――ファーストアルバムを発売して、ワンマンツアーを終えて、次に向けて何か考えられていることはありますか?

片桐:ツアーが終了したばかりなので、ここ一ヶ月ぐらいずっとリハーサルだったり、ツアーに向けた動きが多くて。2人ともちょうど今、すごくスイッチが「制作したい!」という感じに入っている時期ではあるんですけど(笑)。去年はたくさんリリースもさせてもらって、実は私達まだメジャーデビューしてから1年経ってないんですよ。今回5タイトル目のリリースになるんですけど、自分達でも今そのペースがすごく合ってきているので、2009年はどんどん楽しませていきたいなという。

すごく待ってくれているファンの子達に、もっと楽しみを投げかけていきたいというか。それがライブだったり、新曲だったりもするだろうし。もしかしたらそれ以外の、今回の「I WISH」だったら携帯小説だったり、曲に関連したイベント的なものだったりもするだろうし。すごく今、音楽といってもCDを聴くだけが音楽じゃないというか。総合して色んな見せ方だったり、色んな楽しみ方ができるのが一つ難しい所でもあり、逆に言うと昔には無い、すごく楽しい部分だと思うので。自分達としても曲を作る、歌う以外で何か「こんなに色々とできることがあるんだな」というのは、まだまだ多分これから発見していける分野だと思うんですよ。そういう意味で、何か楽しいことをどんどん考えていきたいなと思います。

河井:僕らはもう昔のインディーズの時からずっと、曲のスタンスだったり、こういう曲を作りたいとかは、結構幅が広いので。多分それはずっと変わらずに、次から次に色んな曲を作っていくと思うので。ただ、これは一個、昔から変えていないテーマは、リリックがちゃんと日本語で伝わるものだったり、メロディの綺麗さだったり。そこは変えずに、多分ずっとこれからもやっていくので、ここからまた色々と曲を作っていきたいですね。

――ライブでインディーズ時代の曲含め聴かせて頂いて、作品を重ねるごとに、よりメロディに対するこだわりが強くなっているような印象を受けているのですが。

河井:そうですね。僕がMAY’Sと、外のアーティストさんの曲を作る時で特に切り替えているのが、MAY’Sの時って実はあまりトラックメーカーという意識は無くて。本当に作曲家というか、トラックよりも歌ありきで、それを引き立てるためのアレンジというか。トラックを主張しようという気があまり無いですね。

――今後、続く作品でも、言ってみたら実現する可能性がどんどん広がっていると思うので。

河井:色々と言い続けてみたいですね(笑)。

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