初代、海外ファン賞を受賞したのは、第一回声優アワードで主演男優賞を獲得した福山潤。「コードギアス」の海外リリースによる人気の高さが窺える結果となった。「言葉の壁を越えて、日本語の声と表現に、耳と心を傾けてくれたことに感謝です」と挨拶した。
パーソナリティ賞は、「神谷浩史・小野大輔のDear Girl〜Stories〜」でラジオパーソナリティとしての知名度を一気に広めた神谷浩史が、主演男優賞とのダブル受賞を達成。「マクロスF○※△」や「さよなら絶望放送」などの番組で見せる、鋭い指摘や歯に衣着せぬトークが面白く、番組の人気も高めた。「テレビが一家に一台だった時代に、ラジオは自分一人で独占できた、初めてのメディアでした」と、ラジオに対する想い入れと番組に関わる全ての人の代表として賞を頂く旨を伝えた。
声優という職業を最も世の中に浸透させた功労者に対し贈られる富山敬賞には、山寺宏一。「11年前におはスタに出させてもらった事から始まったと思っています。毎日早起きした自分に…いえ、スタッフの皆様に感謝と尊敬を」と関わったスタッフを讃え、「長く続けることが難しい声優業界。夢は功労賞を獲ることです」と、功労賞を受賞した、富田耕生(「平成天才バカボン」バカボンのパパ役、「マジンガーZ 」Dr.ヘル役)、内海賢二(「Dr.スランプ アラレちゃん」則巻千兵衛役、「北斗の拳」ラオウ役)、永井一郎(「サザエさん」磯野波平役、「機動戦士ガンダム」ナレーション)の大ベテラン達に敬意を表した。
ファンからの一般投票により、今年度人気を集めたアニメ作品・声優を反映し、選考委員会により、その評価を決定する声優アワード。今回のアワードは、実力派声優の功績はもちろん、音楽・他メディアとの連携や海外へ普及するアニメ人気、そこまでの流れを築いてきた、先の声優の存在を感じさせるものとなった。ラジオ放送の開始から歩みを始めた声優の歴史は、その性格から表舞台に上がることは少なく、キャラクターの後ろ、ラジオの向こう側に隠れて評価されにくい存在であったが、確実にその重要性は認められている。実行委員長は最後の挨拶で声優の歩みを川の流れにたとえ、「源流を探り開拓した者、流れを大きくした者、様々な流れを作った者がいます。美しく豊かな川の流れを作り、これからも美しい日本語を伝え続ける声優の情熱と努力を讃えたい。」と授賞式を感動のうちにしめた。
第三回声優アワード 受賞者一覧
<主演男優賞>
神谷 浩史
<主演女優賞>
釘宮 理恵
<助演男優賞>
井上 和彦、杉田 智和
<助演女優賞>
遠藤 綾、沢城 みゆき
<新人男優賞>
岡本 信彦、梶 裕貴
<新人女優賞>
阿澄 佳奈、戸松 遥
<歌唱賞>
中島 愛
<パーソナリティ賞>
神谷 浩史
<特別功労賞>
武藤 礼子
<海外ファン賞>
福山 潤
<富山敬賞>(話題賞)
山寺 宏一
<功労賞>
内海 賢二、富田 耕生、永井 一郎
<シナジー賞>
鉄腕アトム(清水マリ、水垣洋子、勝田久)
(編集部:上林晃子)
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【参照】
・声優アワード公式
http://www.seiyuawards.jp/
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