CL決勝トーナメント進出を決め、ベスト16でリバプールとの対戦が決まっているR・マドリー。冬の移籍マーケットでは今季絶望と診断されているファン・ニステルローイ、マンマドゥ・ディアラ、デ・ラ・レッドに代わる選手としてフンテラール、ラサナ・ディアラ(以下、登録名に従いラス)、パレホをすでに獲得しているが、CL決勝トーナメントを前に大きな問題に直面している。

 スペイン最大のスポーツ紙“マルカ”の調べによると、UEFA規定でCLベスト16以降では各クラブ3選手を新たに追加登録できるとしているが、その3選手中今季のUEFA杯に出場した選手は一人だけ追加登録できるという事項があるという。

 なんとR・マドリーが獲得した3選手中フンテラールとラスはそれぞれアヤックスとポーツマスで今季のUEFA杯に出場してしまっている。これでフアンデ・ラモス監督は究極の選択を迫られることとなりそうだ。

 ゴールにつながる働きができるのはFWのフンテラールではあるものの、ラスはディアラ、デ・ラ・レッドが抜けた中盤のディフェンシブな働きができる選手としてチームを支える役目を果たせそうだ。どちらも今のR・マドリーには必要不可欠な選手なだけにフアンデ・ラモス監督をはじめコーチングスタッフがどのような決断を下すか注視すべき点であろう。

(スペイン通信)