ユニット名で言うと、羞恥心とラクダとカッパはポニーキャニオンから、PaboとアラジンはYOSHIMOTO RandCから、それぞれCD・DVDを発売している。
 ポニーキャニオンはフジサンケイ系列、YOSHIMOTO RandCは吉本興業系列のレコード会社。お互いに人気番組発のアーティストを自社で抱えたいという競り合いが見え隠れしていて、野次馬的にはちょっと興味深い。
 時系列で表すと、こういう順番になる。(P=ポニーキャニオン、Y=YOSHIMOTO RandC)

 ・2007年9月26日 Paboが『恋のヘキサゴン』リリース(Y)
  ↓
 ・2008年4月9日 羞恥心が『羞恥心』リリース(P)
 ・同5月21日 ラクダとカッパが『ラクダになるぞ』リリース(P)
 ・同6月25日 羞恥心が『泣かないで』リリース(P)
  ↓
 ・同7月30日 アラジンが『陽は、また昇る』リリース(Y)
  ↓
 ・同10月22日 アルバム『WE LOVE ヘキサゴン』リリース(P)

 このように、かわりばんこで不公平無く……と言いたいが、4〜6月だけはポニーキャニオンのリリースが続く誤算があった。本来はこのあたりでPaboのセカンドシングルを出す予定だったのが、『羞恥心』の予想外の大ヒットのためリリースのタイミングを逸してしまった、と神原プロデューサーがライナーノーツの中で証言している。今回のアルバムに収録されている『グリーンフラッシュ伝説』がその“幻のセカンドシングル”なんだそうだ。『羞恥心』の大ヒットは番組的にはうれしい誤算だったろうが、YOSHIMOTO RandCサイドとしては“順番待ち”で歯噛みしていたかもしれない。

 秋に総集編アルバムを発売し、これで2008年の「ヘキサゴンブーム」も大団円のひと区切り……と思いきや、さらに来月11月12日に「里田まいwith合田兄妹」という新ユニットのクリスマスソングが出るそうだ。30000枚の限定生産のシングルで、発売はもちろん、順番どおりYOSHIMOTO RandCである。
 ここまでお付き合いした『ヘキサゴン』ファンとしては、もう一息、最後の最後までカシアス島田の術中に楽しみながらハマってみるのも一興か。

<参考>
オリコンスタイル・8月20日付記事
YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.

(編集部:尾張家はじめ)
 
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