■ミドル級/5分3R
三崎和雄(日本)
Def.2R2分29秒/TKO
ジョー・リッグス(米国)

ブーイングの入り混じった歓声を受ける三崎。勢いよくリッグスの目前まで足を運んだ三崎は、そこからは慎重に相手の出方を窺う。スイッチを織り交ぜ、変則の構えを見せる三崎に対し、リッグスは距離を詰めるまでには至らない。

リッグスの右1発に、左右3つのパンチを放つ三崎は続いてローキックを見せる。残り時間2分となり、三崎は右ボディから左の返しを放ち。サウスポーのリッグスが踏み込むと右ボディ、さらにはローを前足にヒットさせ、ペースを握ったかのように見えたが、リッグスは右ジャブを振ってからの左ストレートをヒット。それでも、両者とも単発な攻撃だったため、ラウンド終了時にはブーイングが聞かれた。

2R、手を出す合間が短くなったリッグス。三崎のカウンター狙いの機会も増えてくる。解説のケン・シャムロックがリッグスのパンチ力を買い、リッグス優勢と述べるなか、前に出たてきたリッグスのボディに三崎はヒザ蹴りを突き上げていく。

しかし、直後にリッグスの左を受け、三崎が後方へとバランスを崩す。一気呵成に前に出てきたリッグスだったが、ここで逆転男・三崎の右ストレートが、見事にリッグスの顔面を打ち抜くと、リッグスは後方へ倒れ、三崎がパウンドを連打。ここでレフェリーが試合をストップした。

リッグスは「ガードしていたじゃないか」と不満を露わに。ここでも解説のケン・シャムは「MMAにダウンは関係ない。倒れて、ディフェンスができていないと試合はストップされるんだ。両腕でガードしていたのに、このストップは理解できない」と話し、最後まで三崎に辛口だった。

『STRIKEFORCE PLAYBOY MANSION』主要カード結果一覧へ