デジタルカメラで撮りためた写真をパソコンに取り込んでいると、どんどん画像ファイルが増えて整理が付かなくなってしまう。写真を効率的に整理したり、明るさの調整やトリミングなど、ちょっとした加工をしたりするなら、無料で使えるWindows Liveフォトギャラリーが便利だ。

Windows Liveフォトギャラリーは、Windows Vistaに搭載されるWindows フォトギャラリーと同等の機能が利用できる。保存フォルダや撮影日などですばやく写真を並べ替えたり、写真の分類をタグ付けができたりするので、目的の写真を見つけやすくなる。

写真の加工機能では、明るさや色の調整、トリミングが行えるほか、フラッシュ撮影時に起こりがちな赤目写真も修整できる。簡易レタッチソフトとしても十分に活躍してくれるソフトだ。さらに、Windows VistaのWindows フォトギャラリーにはない機能も搭載している。例えば、複数写真を組み合わせたパノラマ写真を簡単に作成できる。

■知っ得 No.0064 Windows Liveフォトギャラリーで画像を編集する
まずは、Windows Liveフォトギャラリーのインストールと簡単な使い方を紹介しよう。

●Windows Liveフォトギャラリーをインストールしよう
Windows Liveフォトギャラリーをダウンロードして、インストールしよう。事前にWindows Liveのサインインをすませておくと、作業がスムーズに進む。
Windows Live IDがない場合には、これを機会に新規に作成しておこう。メッセンジャーなどさまざまなサービスが利用できて便利だ。

あらかじめWindows Liveにログインしておく。Windows Liveのサイトから、「Windows Liveおすすめパック」に進んで、[インストール]をクリックする(画面1)。ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールがスタートする。Windows Liveが提供する他のソフトウェアも同時にインストールできる(画面2)。
「Windows Liveおすすめパック」に進んで、[インストール]をクリックダウンロードしたファイルを実行すると、インストールがスタートする
インストールが完了したら、Windows Liveフォトギャラリーを使ってみよう。関連付けされたファイルは、自動的に日付順に整理されていく。

初回起動時には、関連付けを行う画像ファイル形式を確認して、[はい]をクリックする(画面3)。Windows Liveフォトギャラリーが起動する。撮影日を展開すると、写真が撮影日付順に並べられているので、目的の写真を見つけやすい(画面4)。
画像ファイル形式を確認して、[はい]をクリックWindows Liveフォトギャラリーが起動する
Windows Liveフォトギャラリーは、簡易のフォトレタッチ機能を備えている。明るさの調整や色の調整、トリミングを行えば、失敗写真も、人に見せたい自慢の一枚に変わる。

写真を選択して、[修正]をクリックする(画面5)。まずは、[自動調整]をクリックしてみよう。明るさや色が自動的に調整される(画面6)。
画面5 写真を選択して、[修正]をクリック画面6 明るさや色が自動的に調整される
調整結果を確認しよう。露出や色の調整など、各項目を選択すると、スライドバーをドラッグして、詳細な設定が行える(画面7)。[写真のトリミング]を選択する。フレームをドラッグして切り取る位置を決めたら、[適用]をクリックする(画面8)。
画面7 調整結果を確認しよう画面8 切り取る位置を決めたら、[適用]をクリック
フレーム内が切り取られる。[ギャラリーに戻る]をクリックすると、修整を反映した状態で、一覧に戻ることができる(画面9)。一覧で、修正結果を確認する(画面10)。
画面9 フレーム内が切り取られる画面10 一覧で、修正結果を確認する

次のページでは、パノラマ写真を作る技を紹介しよう。