――今作でデビュー10周年を迎えられましたが、“アイドル”から“アーティスト”へと成長していった10年間だったなと感じていまして。言い方悪いですが、やはりアイドルは作られたお人形さんというか、一つ一つの作品に対するこだわりの強さだったり、亜美さん自身の意見や主張がどんどん色濃く表れてきているように感じているのですが、自分の中で表現欲や制作意欲が強くなってきていると感じる部分はありますか？
鈴木：そうですね。本当にもう仰る通り、やっぱり最初はもうとにかく作って出てきた物をやりこなすしかなくて、そこに追い付くのがイッパイイッパイで。どういうふうに曲が作られて、CDになっていくのかさえ知らないので、自分の意見を言えるような立場でもないし。本当に追いつくことだけで精一杯でした。だけど知っていく内に、ファンだったり、それによって影響される人達がいるという、作品に対する責任がどんどん大きくなって。やっぱり自分が作った作品に、ちゃんと自分が納得して世に出さないとという責任感が出来てきたと言うか、しっかりしてきた部分ではありますね。――「DOLCE」リリース後のバースデーライブを観ていても感じましたが、亜美さんが「I love music」と歌って音楽を、文字通り音を楽しんでいる姿はファンに限らず、聴いている側により広く伝わっていくものだと思っていて。「ONE」は特にライブハウスよりクラブで流したらカッコイイ曲だと思いますが、a-nation以外で今後ライブの予定はありますか？
鈴木：近々ではそんなないですけど、でもクラブでライブを定期的にやろうと思っています。久しぶりに学園祭もやりたいですね。講堂がクラブに変わっちゃうくらいなライブにしたいですね。――普段、クラブには行きますか？
鈴木：そんなしょっちゅうは行かないですけど。単純に音楽を聴きに行くというか、勉強にもなるんですよ（笑）。――以前は、クラブに通うようなイメージをもっていなかったですけどね。
鈴木：いや、私自身も自分で行くとは思わなかったですねー（笑）。――音楽によって、ファッションの好みが変わることはありますか？
鈴木：私の場合は結構、新曲によって私服が変わったりするんですけど。最近は結構、固定されてきたというか（笑）、自分の好きな所の洋服が固まって、ブレなくなりましたね。――色々な音楽やファッションを経験して、自分自身の本当の好みが分かってきた感じですかね。
鈴木：うん。でもやっぱり今までは、音楽もそうですけど色んなジャンルをやっていたり、自分自身がちょっとブレていた部分があるのかな？と（笑）。今、定まっていると、すごく感じますね。やっぱり自分というものがちょっと足りていなかったというか、無かったのかな？って。だから私服も、好きなものも結構コロコロ変わっちゃって。何か「コレ！」というものが無いと、自分がそこにしっかりと立っていられないというか。今ここへきて本当に好きな音楽に出会えて、そこに自信をもって立っている自分がいるので、過去を振り返るとそう思いますね。――最近、お気に入りのファッションは？
鈴木：最近はものすごく、ワンピースとか。――1番好きな季節は、夏ですか？
鈴木：夏ですね。ワンピース一枚でいられるというのが（笑）。――逆に、冬は苦手ですか？
鈴木：ダメですね（笑）。寒いのがとっても苦手です…。――科学的根拠は全く無いのですが、自分が生まれた季節には耐性や免疫があるイメージがありますけど。亜美さんは2月生まれですけど、やっぱり関係無いですね。
鈴木：全然ダメですね…。弱いです。
